今日はこの話題です。

11月18日、民進党の安住淳代表代行は記者会見で、安倍総理がトランプ次期米大統領と会談したことについて「当選して1週間後に飛んでいくというのは、朝貢外交でもやっているつもりではないか。私は評価しない。……世界で最初に会うことが本当に正しい外交姿勢なのか極めて疑問だ。……日米安保もTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)も、体系だったものをしっかり捕らえた上で話し合うべきものだ。……公務として行っている以上、しっかりと説明責任を果たしてもらわなければならない」と批判しました。
民進党が批判しかしないというのはいつものことですけれども、それにしても随分と勝手な言い草です。というのも、11月9日、民進党の榛葉参院国対委員長が、9月に訪米した安倍総理がヒラリー・クリントン氏と会談していたことについて「トランプ氏をスルーした。これは大きな失態だ」と非難していたからです。
会わなければ失態だと批判し、会えば朝貢外交だという、批判の為の批判としか映らないですね。尤も、前者については、安倍総理はトランプ氏側にも会談を申し入れていて、トランプ氏のアドバイザーの一人で投資家のウィルバー・ロス氏と会談していたので、榛葉参院国対委員長の批判は当たりませんし、後者についても、欧米首脳が同じくトランプ氏との会談を望んで悉く断られていますから、かれらはその朝貢すらさせて貰えなかったという事実を無視しています。
それ以前に民進党自身、2009年12月前身の民主党が政権を取った直後に議員140名を含む600人の大訪問団を率いて中国を訪れるという"朝貢外交"をしています。それについては自己批判も何もしていません。或は綺麗サッパリ都合よく忘れているのかもしれませんけれども、国民も同じく忘れてくれるとは限りません。余りにも綺麗なブーメランで感嘆の声を上げたい程ですね。
それに安住氏の"朝貢外交"という言葉。中国の言い方と同じです。
11月18日、人民日報系の環球時報は「安倍、トランプに"朝貢"」という記事を掲載し、安倍総理のトランプ氏との電撃会談について「安倍は朝貢に行くのか」との批判が日本のインターネット上に出ていると伝え、更に社説「安倍、トランプに"拝謁"して何を得るのか」では、トランプ氏がTPP脱退を主張していることを念頭に、「アジア太平洋地域の問題で日米の相違は大きく、覆い隠せない」と述べています。
それをいうなら、現・中国"皇帝"の習近平主席は、主席になる前に、日本の今上陛下に"拝謁"してます。ついでにいうなら、胡錦濤元主席も1998年の副主席時代に来日して、今上陛下に拝謁しています。環球時報は、拝謁、拝謁というなら、自分の所の"皇帝"も皇帝になる前に、日本の天皇陛下に拝謁していたことを述べないといけないと思いますね。
こうした中国の代弁者であるかのような民進党のもの言いについて、最近は他のチーム野党の側からも批判の声が上がるようになりました。
日本維新の会の足立衆院議員は、「蓮舫民進党は中国の傀儡政党か」と激しく批判しています。まぁ、足立議員はこれに限らず、民進党を「無責任野党」と批判するなど、民進党批判の急先鋒です。そのせいで何度も懲罰動議に掛けられている、いわばお騒がせ議員です。
足立議員は、懲罰動議に受けて立つと吼えているようですけれども、もし、懲罰委員会にかけられて足立議員と民進党の対決が行われるならば、民進党の無責任ぶりが増々浮き彫りになるような気がしますね。
民進党が今の状態であれば、安倍政権の牙城を崩すことは無理ではないかと思いますね。
この記事へのコメント
橘
真っ当なリベラルではなく、単なる批判野党と洗脳紙をどのように抹殺していくか、日本人は本気で考えないといけませんね。
あ、抹殺といっても殺害の意味ではないです。念のため。
ちび・むぎ・みみ・はな
支那や朝鮮の意向を受けているように見えるのは
それがグローバル勢力にとって都合が良いからに過ぎない.
今回は何のために頑張っているか.
それは総理安倍グローバリスト晋三の号令の下に
日本の農業政策と食糧をグローバル勢力の
餌食にするための仕掛けが粛々と行なわれている
ところから目を逸すためである.
嘘付党の一つ一つの主張はそれなりに意味があるものだが,
党代表と党自体に「愚劣」とのレッテルが張られている現在,
嘘付党の主張に賛同しようものなら「愚劣」な
主張と認定されてしまう.
規制改革会議のむちゃ振り,
外務省の無能振り,
財務省の「国のシャッキンガー」,
全て安倍総理の暗黙の指示の下に行なわれている.
彼等が勝手にやっていて, 首相は彼等と国民と共に
戦っているかのような幻想を振りまいているのは
真に旨い.
これも一つの全体主義の形なのだろう.
過去に小澤を顕賞した人は現在の安倍政権を
日本の救世主と褒めそやす.