今日はこの話題です……


11月22日、午前5時59分頃、福島県沖を震源とする地震があり、福島県白河市、いわき市、栃木県大田原市などで震度5弱を観測。仙台市の仙台港で1.4メートルの津波が観測されました。
読売新聞の集計では22日午後5時現在、津波警報・注意報が発令された青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の6県で、避難指示・勧告、避難準備情報を出したのは50市町村に及び、約12000人が一時避難しましたが、夕方には全員帰宅できたようです。
総務省消防庁などによると、転倒など地震による重軽傷者は宮城、福島、千葉、東京の4都県で計17人に上りましたが、死者は報告されておらず、不幸中の幸いでした。
地震の影響で、東京電力福島第二原子力発電所3号機の使用済み核燃料プールの冷却が約1時間半にわたって停止。プールの水温が0.2度上昇して29.5度となりましたが放射性物質の環境への放出はありませんでした。東京電力は記者会見で、ポンプが停止した原因について、「地震でプールの水が揺れて警報が出てポンプが止まったと考えている」と通常運用の範囲内での停止だったとの見解を発表しています。
今回の地震でも政府の対応は素早いものでした。地震発生の3分後に首相官邸連絡室が設置され、ブエノスアイレス滞在中の安倍首相に連絡。17分後、安倍首相が内閣に「国民に津波や避難に関する情報を適時的確に伝達すること」「早急に被害状況を把握すること」「自治体と緊密に連携し応急対策に全力を尽くすこと」を指示したと連絡室が発表。午前6時45分に危機管理センターを設置。官邸連絡室を官邸対策室に格上げと矢継ぎ早やに対応し、午前7時10分、安倍総理が緊急記者会見を行い「自治体とも緊密に連携し、政府一体となって安全確保を第一に災害対応に全力で取り組む」と述べています。
このように安倍総理は地震発生後約1時間余りで、「災害対応に全力で取り組む」と述べたのですけれども、この段階で既に官邸対策室を設置していて、対応指示も済ませている訳です。つまり全ての準備を終えてから会見しているのですね。
そして、首相官邸は即座に地震関連のツイートを流し、午前8時1分には自民党広報が、地震発生17分後に安倍総理が内閣に出した指示を、ツイッターで展開しています。ネットも含めて連携が取れていますね。東日本大震災の時もツイッターが情報伝達に威力を発揮しましたから、ツイッターでの情報展開も大事な要素だと思いますね。
さて、このように素早い政府与党の対応に対して、野党はというと、「民進・共産は無反応」という相変わらずの体たらくを見せ付けました。
もう6年も前のエントリーですけれども、「自民と民主の危機管理能力の差」で、当時、政権についていた民主党の危機意識の低さを指摘したことがありますけれども、何のことはない、民進党はあれから何も変わってないという訳です。
けれども、時代は変わっています。何より国民の意識が変わっています。今回の地震についても、余震に気をつけろ、とか熊本みたいにこれは前震かもしれない、などと警戒を呼び掛ける声がネットやツイッターでもちらほら見受けられます。
にも関わらず数年前となんら変わらない民進党の姿勢に批判されるのは理の当然といえるでしょう。
案の定、民進党、共産党の公式アカウントに対しては「まさしく無責任野党」、「これだけで国民をどれだけ心配してるか一目瞭然」と批判の声が集まっています。民進党の公式ツイッターの背景には「国民と進む」と書いていますけれども、どの辺が一緒なのか、或いはどこの国の国民と進んでいるのか訊いてみたいものです。
非常時の時ほど、其の人の本性が現れるとはよく言いますけれども、まぁ、そういうことですね。じっとしたまま、国民の歩みを見ているだけの政党は、時代に置き去りにされる運命が待っていると思いますね。
この記事へのコメント
sdi
何をしたらいいか判らないし、何もできないから黙ってるということですね。