慰安婦のユネスコ記憶遺産登録はホロコーストの意味を捻じ曲げている

 
今日はこの話題です。

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ユネスコの「世界記憶遺産」に登録申請された所謂従軍慰安婦に関する文書について、カナダの「カナダ・イスラエル友好協会」幹部のユダヤ人、イラナ・シュナイダーさんら3人が「申請者はホロコーストの意味をねじ曲げている」と批判する意見書をユネスコに送付していたことが明らかになりました。

今年5月韓国の民間団体「国際連帯委員会」が日本や中国、オランダなど各国の市民団体と共同で、音声記録を含む元慰安婦らの証言記録や写真、市民団体による調査資料計2744件を登録申請しています。申請書は、慰安婦制度について「ホロコーストとカンボジアポルポト政権による大虐殺に匹敵する惨劇である」というなどで描写しているのですけれども、「カナダ・イスラエル友好協会」は意見書でこれを真っ向否定しています。

意見書の内容はこちらに掲載されているようですけれども、その中で、元駐日イスラエル大使のエリ・コーヘン氏の「ホロコーストは国家が構築した体系的に国民を殺害するシステムであった」との指摘を引用し、慰安婦はそれに比肩しうるものではないと反論。「中国によるチベット侵略の方がホロコーストの概念により近い」、「もっとひどいのは文化大革命だ」と指摘しています。そして更に、慰安婦問題が東京裁判でも問題にならなかったことや、アメリカ当局の調査でも慰安所で働いていた女性の大半に給与が支払われていたなどとして「性奴隷説」が証明できていないとしています。

日本の立場からすれば、実に当たり前の指摘なのですけれども、これが海外の、しかもユダヤ人団体から出されたことは大きな意味があります。

ユネスコへの申請書で「ホロコーストに匹敵する」と書いていたのに、当のユダヤ人から「ホロコーストではない」と全否定された上に、ユネスコという組織が特定の国の政治的道具とされていると指摘され、いくつかの民主国家がそんな組織に資金提供を止める事は不思議ではない。ユネスコは初心に返るべきだ、と痛切に批判されているのですね。

意見書で引用された元駐日イスラエル大使のエディ・コーヘン氏は平成16年から19年までイスラエル大使を務めた親日家で、イスラエルで神事を司る「レビ族」、中でもコーヘン氏は特に格式の高い"大司祭"の直系にあたるのだそうです。

コーヘン氏はホロコースト、慰安婦の関連性について次の様に述べています。
・ホロコーストは世界に比類なきものであり、それをほかの国が起こしたということはありえない。
・ホロコーストはあくまでもナチスドイツの起こしたものである。ましてや慰安婦とこのホロコーストを同列に並べるとは言語道断である。
・日本はホロコーストなど起こしていない。
・今、新しい冷戦構造の中で多くの国々がホロコーストをプロパガンダのツールとして利用している、ということに日本人は気づかなければいけない。
・そして日本人は「これら(韓国人の主張)は嘘だ、誰もそんな嘘を信じない」などと言ってる場合ではない。
・ありとあらゆる日本人が自分の持てる力を出し、ネットを駆使して、世界に真実を発信して、この情報戦と戦うべきだ。
このように、慰安婦問題をはっきりと情報戦と認識していて、それと闘うべきだ、としているんですね。

韓国、そして中国もこの辺りのプロパガンダ、情報戦は執拗にやってきますし、終わる事はないと思って取り組む必要があると思いますね。

この記事へのコメント

  • 彩希

    まだ半分ほどしか読んでませんが、原文読んで感動しました。ネット上では概要の記事しか出ていなかったので。載せて頂いて有り難う御座いました。
    2016年11月28日 00:36

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