人生には驚きが必要なのさ。予想し得る出来事だけじゃあ、心が先に死んでいく

 
昨日の続きです。

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11月3日、アメリカ大統領選でヒラリー氏が当選した場合、安倍総理が来年2月後半に訪米し、日米首脳会談を行う案が日本政府内で検討されていることが分かりました。

これは、日本政府側からクリントン陣営関係者らに内々に早期首脳会談を行いたい旨を伝えているそうで、日米同盟強化の確認に加え、対中、対ロ、対北朝鮮政策のすり合わせを行うものと見られています。

大統領選挙直前にこのような報道が出るということは、日本政府はヒラリー大統領誕生を予想していると宣言するようなものですからね。間接的なヒラリー氏支持メッセージになりますね。

そういえば、9月19日、安倍総理が国連総会に出席するためにニューヨークを訪れた際に、ヒラリー氏と会談していましたね。

会談は、ヒラリー氏の要請で、ヒラリー氏が安倍総理を訪ねる形で行われました。安倍総理はその際、ヒラリー氏とのみ会談し、トランプ氏とは会談していませんでしたから、或いは当時からヒラリー氏勝利で計算していたのかもしれません。

当時、毎日新聞はヒラリー氏について「日米同盟重視の姿勢を示すことで、日米安全保障体制の再検討を繰り返し表明しているトランプ氏との違いを鮮明にする狙いがある」と報じていましたけれども、ヒラリー氏はヒラリー氏で大統領選に勝つために、安倍総理も使ったと見ることもできますね。

この毎日の報道通りだとすると、日本政府は、日米同盟について、ヒラリー氏が重視・維持の立場を取るのに対して、トランプ氏が軽視・変化を求めているという前提の下、日米同盟堅持を求めているという外交メッセージを発したことになります。

とはいえ、決めるのはアメリカ国民です。

アメリカの政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、各種の世論調査の支持率の平均値は、11月2日の時点で、ヒラリー氏が47%、トランプ氏が45.3%となっていて、激戦になっています。

10月10日の時点では、同じく「リアル・クリア・ポリティクス」の世論調査でヒラリー氏が47.9%、トランプ氏が42.1%だったことを考えると一ヶ月も経たない内に、3ポイント以上詰めたことになります。

一時は、ヒラリー氏が全米各州およびワシントンに割り当てられた538人の選挙人の内、その過半数に近い270人を抑えていたと言われていましたけれども、それが今や226人に減り、トランプ氏が180人へと伸ばしているようです。

トランプ氏が猛追を見せる中、こちらの記事によると、ヒラリー氏は自ら、非常に重要な選挙区であるフロリダ、オハイオ、ノースカロライナにおける選挙キャンペーン・イベントを全てキャンセルしたようです。

記事の題名にもあるように、この3州は「スイングステート」であり、大統領選の鍵を握ると目されている州です。

スイング・ステートとは、大統領選挙の度に共和党・民主党の間で勝利政党が変動する州を指す言葉で、中でも選挙人の割り当ての多い州が最重要視されます。割り当ての多い州は次の通りです。
フロリダ州   (29)
ペンシルベニア州(20)
オハイオ州   (18)
ノース・カロライナ州(15)
ヴァージニア州 (13)
コロラド州   (8)
アイオワ州   (6)
ネバダ州    (6)
※()内は2012年アメリカ合衆国大統領選挙での選挙人割り当て数
過去4回の大統領選挙では、18州とワシントンDCで民主党、22州で共和党が4連勝を収めていて、勝者が入れ替わる「スイング・ステート」は差引10州あります。

普通、大統領選では各候補は、これらスイング・ステートに重点を置いて選挙運動をするのですけれども、ヒラリー氏はスイング・ステートの三つをこの時期にキャンセルし、支持率が急落していたペンシルベニア、ニューハンプシャー、バージニア、ミシガン州で選挙キャンペーンをするとしています。この判断がどうでるのか。

一方、こちらでは、トランプ氏が暗殺されそうになった、とショッキングな記事があります。

記事では、トランプ氏が乗った車がハッキングされて制御不能になり、皆がパニックになっていたところ、トランプ氏だけが冷静で、丁度通話中だった息子のバロン氏に対応を命じ、制御を取り戻したとのことです。肝が据わってますね。

マスコミはトランプ氏のことを暴言王と呼んだりしますけれども、暴言だけで大統領候補になれるほど甘いものではありません。なぜなら多くの国民の支持がなければ、長い大統領選の中ではあっという間に脱落してしまうからです。

これまで数々の劣勢を跳ね返して勝ち上がってきたトランプ氏。最後の最後にまた世界を驚かせるのか。

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