断末魔の朴槿恵
今日はこの話題です……
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11月4日、韓国の朴槿恵大統領は国政介入疑惑の崔順実容疑者が逮捕されたことを受け、テレビを通じて国民に向けた談話を発表しました。
朴大統領は、改めて国民に謝罪したうえで、「必要ならば、私も検察の取り調べに誠実に臨む覚悟だ」と検察の捜査に応じる考えを表明する一方で、国政に空白が生じてはならないと強調し、当面退陣する意思はないことを明らかにしました。
これで、「朴大統領は下野するか、それとも戒厳令か」のエントリーで紹介した、趙甲済氏の6つの提言のうち5つをそのまま実行。残るは与党セヌリ党から脱党するのを残すのみとなりました。
前日の3日、金賢雄法務部長官が「大統領も厳しい状況であることを十分理解しており、捜査の進行結果に基づき、真相究明のために必要なら捜査の必要性と可能性を検討した上で要請する……」とコメントしているのですけれども、「大統領に対する強制捜査は認められないというのが学界の多数意見」としながらも、「大統領自ら捜査を受け入れる意向を示せば捜査は可能だと思う」と述べています。
法務部長官が超法規的措置を口にする是非は脇に置くとしても、大統領が捜査を受け入れると言えば捜査は可能としたのですから、本当に捜査が行われる可能性も出てきました。
けれども、国民の怒りは全く収まる気配を見せません。
世論調査機関の韓国ギャラップが11月4日に発表した調査結果によると、支持率は史上最低の5%と前週から12ポイント下落。不支持は89%に達しています。野党の強い南西部の全羅南道ではなんと0%。年齢別では、20・30代の支持率が1%。全く支持されていない状況です。
5日には、朴槿恵大統領の辞任を求めて、数万人が抗議デモを行いました。
この分では、趙甲済氏の6つの提言の最後の一つ、朴大統領の与党セヌリ党からの脱党を実行したところで、状況が良くなると思えないですね。
拓殖大客員研究員で元韓国国防省北韓分析官の高永喆氏は、激情にかられた跳ね返りや、『俺が天誅をくわえてやる』と英雄気取りで行動を起こす者が出てくることや、北朝鮮と一触即発の状況をつくり出す懸念があるとコメントしています。
本当にそんな事ができるか分かりませんし、北朝鮮がそんな演出に乗って来るのかも分かりません。
また、これまでの韓国大統領であれば、こんな時の「反日カード」を何枚も切ってみせるところですけれども、もう使い果たしていますからね。厳しいところです。
仮に、このまま朴大統領が辞任するようなことにでもなれば、次に立つ人は、自身の正当性を示すために、朴大統領のやってきたことを悉くひっくり返してしまうことも考えられます。
反日はいつものこととして、左派政権の復活ですね。既に、左派政権であった盧武鉉政権で大統領府政策室長や副首相を歴任した金秉準氏を新首相に据えて、内政に当たらせるのですからね。
半島が動乱に飲みこまれる日が近づいているのかもしれません。
この記事へのコメント
まよねーず
憂慮というのは日本に対する影響のことなんですけれどね。
sdi
これで、朴政権の外交「成果」は全てリセットですね。
任命された新首相からしてバリバリの左派です。
ちゃぶ台返しは確実ですね。