タイムリミットが迫る日韓合意履行

 
今日はこの話題です……

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韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置されたことへの対抗措置として、日本政府が駐韓大使を帰国させてから、22日で13日経過し日本大使の不在期間が過去最長となりました。

当初は各メディアが直ぐに帰国する、一時帰国だとか報じていましたけれども、全然様相が変わってきました。

19日に安倍総理が岸田外相と会談した際には駐韓大使らの帰任については21日までは見送る方針を確認していましたけれども、そのまま継続しているということです。

尤も、安倍総理は周辺に「外務省は大使たちを早く韓国に帰したがっているが、早く帰す必要はない。国民も納得しないし、それはさせない」と言っていますから、これにしたがえば、国民を納得させるだけの何かがない限り帰任することはないということですね。

噂では、外務省が読売新聞に、大使は数日で韓国に戻るとリークしたのを聞いた安倍総理が激怒し、指示なく韓国に戻れば大使を更迭すると外務省に伝えたという話までささやかれているようです。これが本当であれば、今回の対抗措置は完全に官邸主導で行われているということですね。

官邸がここまではっきりと方針を出したのであれば、省庁は従う他ありません。

韓国・聯合ニュースは、駐韓大使の帰任時期が何時頃になるかと在韓日本大使館の関係者に質問したところ、「まだそういう雰囲気はない……帰任に対し日本国内で批判的な世論がある」との答えが返ってきたと伝えています。まぁ、そう答えるしかないでしょうね。

では、その日本の世論はというと、NNNが行った世論調査では、「もっと厳しい対応を取った方がよい」が42.1%、「適切な対応だ」が39.9%、「もっと穏便な対応にとどめた方がよい」は13.2%でした。

実に8割が今回の対抗措置が妥当だと考え、そのうちの半分は「まだ生温い」と回答しているのですね。これではそうそう簡単に帰任できる雰囲気ではありませんね。

この状況を動かすには最低限、韓国の側からアクションを起こす必要があります。

23日、韓国の黄教安大統領権限代行首相は政府ソウル庁舎で記者会見を開き、この問題について「基本的に民間で行っているため、政府が関与することは難しい状況」としながら、「重要な事柄であるため、政府も関心を持っている。いろいろなルートで協議を行っている。……時間が必要だが、必ず克服できるよう努力する」と述べていますから、事の重大さだけは認識しているものと思われます。

けれども、事は外交交渉の段階では既になく、合意事項の履行不履行を問われている段階です。韓国側はやるかやらないかの二択しかありません。

既にここまでおおっぴらになってしまっている以上、こそこそと隠れて処理することは不可能です。

黄教安大統領権限代行は、時間が必要だといっていますけれども、次期大統領候補は軒並み慰安婦合意破棄や見直しを主張していることを考えると、その残り時間は精々次の大統領選挙までと思われます。つまり、今年前半中くらいまでに慰安婦像を撤去できないとタイムオーバーになるのではないかと思いますね。

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