無期限放置される韓国
今日はこの話題です。
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1月26日、韓国中部の大田地方裁判所は、5年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像をめぐり、韓国の浮石寺が「中世に日本の倭寇に略奪されたものだ」と主張して引き渡すよう求めていた裁判で、「仏像は過去、正常でない形で対馬に渡った。韓国の寺に所有権があるとみられる」として仏像を韓国の寺に引き渡すよう命じる判決を言い渡しました。
これは2013年3月のエントリー「韓国を拒絶したい対馬」で取り上げた対馬・観音寺の「観世音菩薩坐像」の事ですね。
これが本当に略奪品だったのかどうかについて、韓国の一部の学者は観音寺の歴史を記した記録に倭寇が罪を懺悔するため、寺を建てたとの内容があることや、仏像の指と袈裟に燃えた跡があることが根拠だと主張していたのですけれども、仏像がいつ、どのような方法で朝鮮半島から対馬に渡ったかは証明できませんでした。
更に、韓国の文化財庁も調査報告書で、「観世音菩薩坐像は倭寇によって略奪された可能性があるが、断定は難しい」と断定できなかった代物です。
それを大田地裁は「浮石寺の所有だと十分に推定される」として、「歴史・宗教的な価値を考慮した際、仏像の占有者は原告の浮石寺に引き渡す義務がある」としたのですね。一体何の証拠を持って"十分に推定"したのか。訳が分かりません。
盗難された観音寺前住職の田中節孝氏は、今回の判決について「理屈が通らない国だというのは分かっていたので、予想通りの展開ではある……慰安婦問題にしてもそうだが、何度過去を蒸し返して関係を悪化させれば気が済むのか。政府も裁判所も国民もそういう気質なのだろうか。韓国とは分かり合えないのでしょうね、永遠に」と怒りを通り越して呆れたとばかりのコメントを残していますけれども、これが普通の反応です。
26日、菅官房長官は記者会見で「この仏像が早期に日本に返還されるよう外交ルートを通じて様々なレベルで韓国政府に求めてきている。判決は極めて残念だ。速やかに仏像が日本に返還されるように、韓国政府側に適切な対応を求めたい」とコメントしていますけれども、残念ながら返ってくる見込みはないでしょう。
何せ、大使館前の慰安婦像ひとつ撤去できない政府です。そんなことができる筈がありません。
慰安婦像問題で、"一時"帰国させた駐韓大使もどうやら「無期限待機」になるようです。
今回の一時帰国は官邸が決めましたけれども、早期帰国をさせたい外務省を安倍総理がストップさせているようなのですね。
安倍総理は「ゼニカネの問題ではない。大統領が交代するたびに国家間の合意が覆されるのであれば、外交交渉そのものを行う意味がない……半年かかるか1年かかるか、こちらが悩むことじゃない。出口は韓国側が考えることだ」と周囲に語っているそうですから、ぐっと腹を括った感じです。
でも、これは考えてみれば普通のことです。国家間の合意が履行されない相手とは外交交渉が成立しないのですから、大使を置く道理がない。
この問題に対する安倍総理の対応を国民は支持しています。しばらくは"無期限放置"の構えでよいと思いますね。
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