トランプと世界を繋ぐポジションを取った安倍総理

 
昨日の続きです。

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2月10日の日米首脳会談は、欧米マスコミの高い注目を集め、こぞって報じられました。

ロイター通信は、尖閣諸島に対する日米安全保障条約5条の適用が共同声明に明記されたことなどに着目し、「数十年来の同盟に揺るぎがないことを発信しようとした安倍首相の勝利……貿易の分野では不安が残る」と伝えていますし、ウォールストリート・ジャーナルは「トランプ氏は、会談を通じてアジア太平洋の地域の同盟を強固なものとしようとしている」と強調。社説でも、「日本国内では、トランプ政権の発足により日米同盟への懸念が広がっているが、安倍安倍総理は例外で、トランプ氏との関係について楽観している」と指摘。安倍総理について「ここ最近では最も戦略的に大きな野心を抱いた日本のリーダー」とした上で「地域の安全保障の最重要事項についてはトランプ氏と見解が一致するのではないか」と評しています。

CNNテレビもトランプ大統領の過激な言動が影を潜めたことから「他の同盟国を安心させるかもしれない」と評価していますね。

これらを見る限り、概ね肯定的な評価のようです。

また、安倍総理がトランプ大統領に向ける親密な態度についても、ワシントンポストは、「トランプ大統領との個人的な結びつきを強めようとする安倍首相の強い決意は他の国の首脳とは対照的だ」と報じています。

実際、トランプ大統領も安倍総理を厚遇し、ホワイトハウスでの正式な首脳会談を終えると昼食会でもてなし、その後、大統領専用機「エアフォースワン」に安倍総理を同乗させて、フロリダに移動。トランプ大統領の別荘に招待されています。

そして翌日にはパームビーチにあるゴルフ場を2ヶ所、計27ホールを回ったそうなのですけれども、最初の18ホールはプロゴルファーのアーニー・エルスらと4人でラウンド。その後の9ホールは安倍総理とトランプ大統領の二人だけで回ったそうです。

世界各国に喧嘩を売っているかに見えるトランプ大統領の安倍総理に対する厚遇、親密ぶりを見せつけられると、各国首脳の安倍総理に対する視線も更に変わって来る可能性があると思いますね。

これも、安倍総理が、トランプ氏が大統領就任前の段階で、いち早く会談して、その懐に飛び込んだことも大きいのではないかと思いますね。

昨年11月、トランプタワーでの初会談で、安倍総理はトランプ氏に「実はあなたと私には共通点がある。……あなたはニューヨーク・タイムズに徹底的にたたかれた。私もNYTと提携している朝日新聞に徹底的にたたかれた。だが、私は勝った…」 と切り出したところ、トランプ氏は「俺も勝った!」とサムズアップしてみせたそうです。

各国首脳がトランプ大統領に警戒心を抱くのを横目に、スッと入っていった。一部には"猛獣使い"と揶揄される安倍総理ですけれども、この辺り実に上手いですね。

なんとなれば、各国首脳が安倍総理にトランプ大統領への仲介をお願いするなんて場面もあるかもしれません。

いち早くこのポジションを掴んだ安倍総理は、他国に対して若干のアドバンテージを持ったかもしれませんね。

この記事へのコメント

  • 通りすがり

    こちらの記事とは直接関係が無くて大変恐縮なのですが、東芝の原発技術が、中韓反日勢に狙われています。
    マスゴミも東芝サゲ一色で来そうです。

    もし出来うるならば、管理人様の見解をお伺いできればと思い、チョロッと書き込みさせて頂きます。

    通りすがり 拝
    2017年02月13日 21:42
  • 日比野

    とおりすがり様

    コメントありがとうございます。くだんの件、お答えできるかどうか分かりませんが、少し調べてみたいと思います。

    今後ともよろしくお願いいたします。
    2017年02月14日 00:06

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