支持母体を崩壊させつつある民進党

 
今日はこの話題です。

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3月11~12日の両日、毎日新聞が全国世論調査を実施しました。安倍内閣の支持率は2月の前回調査から5ポイント減の50%、不支持率は4ポイント増の31%。政党支持率は、自民31%、民進6%、公明4%、共産5%、維新3%で、無党派は42%でした。

あれ程、森友学園だので野党、マスコミが騒いだにも関わらず、安倍政権には殆どダメージを与えられていません。

まぁ、証拠も確証も出せず、道義的責任だけで追及するにも無理があるというものです。そのロジックが通用するのなら、印象操作を繰り返す野党の質問にも道義的責任が発生する筈です。

13日の参院予算委員会で民進党の小西洋之が「総理の卑怯な答弁は読んでいました!目が泳いでますよ!」と発言し、委員長から注意を受けています。総理の目が泳いでいたかどうかは、その時の映像が公開されない限り判別しようがありませんし、仮に目が泳いでいたとして、それが何を意味しているかの立証がなされない限り、意味ある発言とはなり得ません。平たく言えば「印象操作」以上の意味を持たないということです。

小西議員の「目が泳いでいる」発言を安倍総理は逆手にとって答弁していましたけれど、第二次安倍政権になってからの安倍総理は、くだらない野党の質問にもきっちりやり返すようになっています。



3年以上前のエントリー「やられたらやり返す、倍返しだ!」で筆者はゲーム理論の「しっぺ返し戦略」について述べたことがありますけれども、それに似たものを安倍総理の答弁に感じますね。生存戦略という意味では間違いではありません。

印象操作にはしつこくその都度「しっぺ返し」をして芽を摘んでおく。安倍政権の安定は案外こんな細かい部分に支えられているのかもしれません。

実際、俯瞰してみるならば、民進党が一生懸命、安倍政権を引き摺り降ろそうと頑張っているのに、支持率でみれば民進党の方が明らかにダメージを負っています。

蓮舫代表就任時にあった政党支持率10%がいまや6%。半減に近いです。

ネットではまだそんなに支持があるのかという声もちらほら見受けられますけれども、元々民進党は連合を支持母体として持っており、その支持率はおおよそ10%前後です。こちらのサイトに2005年1月~2012年10月までの支持率推移がアップされています。政権を取ってしまった僅かな時期以外は大体10%前後であることが分かります。

それが6%まで減っている。

つまり、無党派層が殆ど民進党を支持しないだけでは足らず、民進党の支持母体そのものが崩れ始めている可能性があることを示唆しているということです。

実際、蓮舫代表は原発ゼロを法案化しようとブチ上げたはいいものの足下の連合から猛反発を喰らっていますからね。強引に進めれば、自分で自分の支持母体を破壊しかねません。

蓮舫代表は12日に行われた民進党の党大会で次期衆院選について「政治人生全てをかけて民進党で政権交代で実現したい」と述べたようですけれども、自身の政治人生だけでなく、民進党の寿命をも壊滅させてしまうかもしれませんね。

この記事へのコメント

  • sdi

    賭けるのは「政治生命」ではありませんから、失敗しても辞任、引退は無しですね。
    2017年03月14日 12:28

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