籠池爆弾は炸裂するか

 
昨日の続きをもう少し……

画像

 ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
画像「ロシアンルーレットで異世界へ行ったら最強の魔法使いになってしまった件」完結!

3月17日、民進党の蓮舫代表は参院議員総会で、学校法人「森友学園」の籠池泰典氏の証人喚問を決めた経緯を批判しました。

蓮舫氏は「籠池氏の首相からの寄付金発言は慎重に扱わなければならない……首相が侮辱されたら国会に招くのか。私たちがこの問題を取り上げているのは、国有地が首相の知人に不当に安く払い下げられた疑いがあるからだ。この視点はぜひ間違えないでほしい」と述べました。

証人喚問は自民と民進で合意の上で決まったことの筈なのに、その民進党の党首が批判するのはどうなのかとも思いますけれども、それはさて置き、蓮舫氏の批判の論旨にも注目すべき点があります。それは、「国有地が首相の知人に不当に安く払い下げられた疑い」という点です。

確かに当初はその疑惑で野党が追及していた筈です。不当に安く払い下げして貰うために、森友学園から、閣僚に賄賂だか商品券だかを渡そうとしたとかいう疑惑で持ちきりでした。

それが今や、安倍総理が、森友学園に寄付したとかしてないとかの話題になっています。

金の流れが、森友から閣僚だったのが、何時の間にか、安倍総理から森友へと180度逆転しています。追及どころか壮大な論点ずらしとなっています。

安倍総理および与党側は一貫して森本学園への"関与"を否定していますから、金が入る方も出る方も否定している訳ですけれども、攻撃する側は金が入った方で駄目なら金が出た方で攻めるという具合に、最早叩けるなら何でもよいといった有様です。

どうも、籠池氏の「学園を作るにあたっては安倍総理大臣の寄付金が入っている」発言に振り回されている感が漂いますね。

面白いのは振り回されたのは、野党とマスコミであって、国民が極めて冷静なことです。発言内容や菅野某という"怪しげ"なジャーナリストの発言やツイートなども、ネットで事細かに検証され、その信憑性に疑いが持たれています。

菅野某はこちらで、森友学園への100万円の振り込み用紙の画像をアップし、その宛名で修正液で修正した部分を透かすと「安倍晋三」と書いてあると鬼の首を取ったように記事を書いていますけれども、ネットでは、「取扱店が淀川新北野で、大阪になってる」とか、「10万円以上の振り込みは本人確認書類が必要だけど、それがなくて窓口で蹴られて森友学園に修正したんじゃないのか」と指摘されています。

籠池氏のいうように、昭恵夫人を経由して安倍総理が寄付したのなら、本人確認書類を用意できるはずですからね。まぁ、筆跡鑑定するなり、当該取引店を捜査するなりすればそれで済む話です。

マスコミは、菅野某を持ち上げて色々報道していましたけれども、こんな裏取りとかしたのでそうか。ちょっと質が悪すぎます。

ただ籠池氏の証人喚問の是非については、郷原信郎・関西大学客員教授が自身のブログで「籠池氏証人喚問は、自民党にとって『危険な賭け』」だと指摘しています。その理由は、仮に籠池氏に安倍総理夫人から100万円を受け取ったとの発言を虚偽だと認めさせることが出来なかった場合、偽証告発に持ち込もうとしても、告発に必要な委員会の3分の2の賛成票を得るだけの議席を自民は持っていないからだというのですね。

つまり、偽証告発までを考えた場合、今度の証人喚問で、誰もが疑わないだけの証拠なり、追及をしなければならないということです。

まぁ、それでも、籠池氏がどこまでぶっちゃけるのか、あるいはシラを切るのかにもよるのですけれども、そちらの意味で、爆弾が潜んでいるのかもしれませんね。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック