辻元疑惑がじわじわと拡散しています。


3月29日、民進党は産経新聞に対し、森友学園問題に関する産経の28日付の記事「辻元氏 3つの『疑惑』」について、抗議文を出しました。
その内容はこちらにありますけれども、「記事に書かれた3つとも、裏取り取材をすれば、容易に事実でない事が判明するものである……裏取りすれば事実が容易に判明する辻元議員の場合と、裏取りのための資料も出さず、証人喚問にも応じない政府関係者や安倍明恵夫人と籠池証人との関係性の問題は、事柄の性質が明確に異なる。『確認取材』という報道取材の基本を欠いた記事を掲載した貴社に対し、厳重に抗議するとともに、法的措置も含めた対応を検討する」と、抗議しています。
民進党は、あくまでもデマだと主張しているんですね。
幼稚園に侵入しかけた件については、昨日のエントリーで触れたので取り上げませんけれども、裏を取れば容易に事実が判明するのであれば、そう主張する民進党がそう示すべきですね。
また、野田中央公園に関する補助金については、29日、維新の会の足立議員が「民主党政権で辻元清美国交副大臣の時に補助金上限9.9億のうち6.9億を臨時交付で野田中央公園に充て1/2補助金7.1億を入れた」と述べています。
これが事実であれば「麻生政権の引き継ぎ」だとする辻元議員の回答は嘘だということになります。少なくともこれについては釈明する必要があるでしょうね。
足立議員は更に、森友学園問題は実は大した問題ではないとした上で、問題の本質は野田中央公園の不当に高額な土地価格であり、辻元議員の御膝元であるこの土地周辺の地価を上げたかったのではないかと述べています。
まぁ、足立議員のこの主張は、本人が言っているとおり、"仮説"の部分も含まれていますので、必ずしも真実とは言い切れないのですけれども、話の辻褄は合っていますので十分に"疑惑"のレベルには達しているものと思われます。
足立議員は今後も辻元疑惑は追及していくと述べていますから、ネットの注目度から考えて、これは結構、尾を引くのではないかと思いますね。
この、証拠を示さず否定の回答をマスコミにFAXしただけの辻元議員の対応について、民進党の関係者からは「今回のコメントだけでは不十分だ。今後もネットの炎上などが続く可能性が高い」と、不満の声が上がっているそうです。
民進党関係者によると、辻元議員はアドリブが無理なタイプで、テレビの討論番組の時も自分が話すことを事前に準備してから入るそうです。そんな辻元議員が記者会見をすると言ってドタキャンしたということは、検討を重ねた結果、否定する材料を揃えられなかったからではないかと思えてきますね。
とはいえ、このままダンマリを続けていても、疑惑の証拠なり、発言なりがドンドンとネット界隈で発掘される可能性が高いと思います。
実際、ネットでは、民進党が3月1日に森友学園調査チームの記者会見で、辻元議員が、学園を視察した時、"偶然"に森友学園の処理をしてる産廃業者を知っている別の産廃業者と会って話を聞いたと述べている模様が映像付きで掘り起こされています。
この民進党の森友学園調査チームは会見で、事実確認を証拠付きで行わなければならないと述べています。その通りです。そういうのであれば、足立議員の指摘した野田中央公園の払い下げ問題についても、同様に調査、情報公開すべきだと思いますね。
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