北朝鮮のオオカミ少年を警戒せよ

  
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4月29日、午前5時33分頃、北朝鮮が西部の平安南道北倉から弾道ミサイル1発を発射しました。韓国軍の合同参謀本部によると、ミサイルは高度71キロまで上昇したあと空中で爆発。発射は失敗したと発表されています。

日本への直接の影響はなく、Jアラートは作動しませんでしたけれども、東京メトロは、ミサイル発射報道を受け、午前6時7分から全線で運転を見合わせ、安全を確認する措置を取った後、10分後に運転を再開しました。

また、JR西日本も北陸新幹線が午前6時8分から金沢駅と新潟県の上越妙高駅の間で一時、運転を見合わせ、10分後に運転を再開しました。

今回の一時運転見合わせについて、JR西日本は、Jアラートが送信された場合に運転を見合わせる運用を今月から開始していたため、「発射報道を受け、安全のために見合わせた」とのこと。また、東京メトロも発射報道があれば、10分をめどに安全確認のため運転を停止することにしているようで、今回は「着弾した様子がなく失敗の可能性が高い」と判断し、運転を再開したとしています。

Jアラートは、発射されたミサイルが日本に着弾する可能性があると判断した場合のみ作動するものですから、今回の運転停止はあくまでもJアラートによるものではなく、発射報道を受けての措置だということですね。

一部には過剰反応ではないのかという批判の声が上がっているようですし、午前5時半に発射されたミサイルに対し、発射報道を受けて6時7分に列車を止めるのでは、遅すぎて全然間に合っていないのですけれども、予行演習というか、危機を間近に感じるという意味では効果があると思われます。無論、Jアラートが鳴って運行を止めるのは正しい判断だと思います。

今回のミサイル発射を受けて、アメリカのトランプ大統領は「北朝鮮は成功しなかったが、ミサイルを発射し、中国と、非常に尊敬されている習近平国家主席の願いをないがしろにした。ひどい」とツイートしていますけれども、北朝鮮をナントカするのは中国の責任だと言わんばかりのニュアンスすら感じますね。中国を持ち上げてみせることで、いつの間にか西側陣営に引き込み、何気に中国にプレッシャーを掛けています。上手いやり方ですね・

ただ、それでも北朝鮮は核開発を止めないでしょうし、今後もミサイルを発射する可能性が高くなりました。

幸いミサイルは発射失敗に終わっていますけれども、一部にはアメリカがハッキングして失敗させているのだという見方もあります。それが本当であれば、今後も失敗してくれるのでしょうけれども、もしも、そうでなかった場合、つまり、北朝鮮がわざと失敗させている場合はその限りではなくなります。

もしも北朝鮮が、わざと失敗させているとするならば、それは普通に撃ったら、攻撃されると考えているからだと思われます。しかし核開発とミサイルを手放さないという意思表示は示しておく必要がある。そこで、折衷案的に、発射はするが途中で爆発させていると見る事も出来るかもしれません。

けれども、そうであった場合は、不意打ちを警戒する必要があります。これまで述べてきたように筆者は、金正恩が裏を欠いてくる傾向があると考えているからです。

例えば、ミサイル発射失敗を繰り返しておいて、また失敗するだろうと油断した頃合いを見計らって、いきなり本番をぶっぱなすとか言う事ですね。可能性としてはゼロではありません。

その意味では、多少過剰反応と言われても、メトロを止める等して警戒を促し続けることは必ずしも悪いことではないと思いますね。

逆にそれで怖いのは、日本よりも韓国です。韓国は日本が北朝鮮のミサイルを警戒し、在韓邦人に注意を促すことに不快感を表明したりしていますけれども、尤も危機に晒されている筈なのに、韓国の警戒心の薄さは気になります。これでは、もし金正恩が狼少年宜しく何度かのミサイル発射失敗を繰り返して油断し切った後を狙われる危険が高いと思います。

少なくとも日本は、半島が既に戦時体制下にあると考えるべきだと思いますね。

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