一月以内に答えを持ってこいというトランプの警告

 
今日はこの話題です。

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4月6日、アメリカは内戦が続くシリアで、アサド政権軍の支配下にある空軍基地に対し巡航ミサイルによる攻撃を行ったと発表しました。

これは、シリアで今週、禁止されている化学兵器を使用したとみられる空爆で多数の死者が出たことを受けた対抗措置で、アメリカ国防総省によると、地中海東部に展開する米海軍の「ポーター」と「ロス」から、巡航ミサイル「トマホーク」59発を発射。化学兵器の保管に用いられていたとされる中部ホムス県の飛行場を狙い、航空機のほか燃料庫、弾薬庫、防空システム、レーダーなどに攻撃を加えたようです。ロイターは当局者の話として攻撃は1回限りのものだと報じています。

トランプ大統領は声明で「今夕、化学兵器の攻撃を実行したシリアの航空施設に対し、巡航ミサイル攻撃を命じた……アサド政権の行動を変えようとする長年の試みはすべて失敗、それも劇的な失敗に終わった……シリアが禁止されている化学兵器を使用し、化学兵器禁止条約に違反し、国連安全保障理事会の求めを無視したことに議論の余地はない……化学兵器の拡散・利用を防ぐことが米国の安全保障上の重要な利益だ」と述べています。

今回の突然のミサイル攻撃の意図については、ネット等で色々取り沙汰されていますけれども、やはり、米中首脳会談中のタイミングでの攻撃ですから、やはり北朝鮮問題についての中国に対する強烈な圧力だと思いますね。

オバマ前大統領と違って、トランプ大統領は口先だけではないとある意味証明したことになります。数日前のエントリーで、米中首脳会談に臨むトランプ大統領の動きは砲艦外交を彷彿とさせると述べましたけれども、まさにその通りやってのけました。

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今回のトランプ大統領は、シリアに59発のトマホークを打ち込んだとされていますけれども、筆者はここに更に別のメッセージが込められているように思えてなりません。

それは何かというと、中国および北朝鮮に対して回答期限を突き付けたことです。

その日は、ずばり5月9日。

59発で5月9日というのは、いかにも単純な謎解きですけれども、奇しくもこの日は韓国大統領選挙の日です。そこを狙って、わざと59発という半端な数のミサイルを撃ち込んだのではないかと思いますね。

今の所、次期大統領の最有力候補は文在寅氏ですけれども、彼は親北であることが知られています。もし次の韓国大統領に文在寅氏が選ばれると、5月9日から韓国に親北政権が誕生することになります。しかし、トランプ政権はそれを望んではいない。

よって、トランプ大統領の意思として、5月9日までに、北朝鮮の核開発問題にケリをつけるということですね。実に分かり易い。

北京の外交筋によると、北朝鮮は今回のシリア攻撃に相当な衝撃を受けているとの声もあるようですけれども、中国の習主席も一転して厳しい局面に追い込まれました。

もし、北朝鮮に対する制裁がこれまで通りの生温いものであったら、トランプ大統領による北朝鮮攻撃が行われますし、かといって本気の制裁に踏み切れば、トランプ大統領に完全に屈したことになります。

これは中国共産党における習政権の土台を揺るがすことにもなりかねません。

米中首脳会談の内容はまだ報じられていませんけれども、こと北朝鮮に関しては、「一月以内に答えを持ってこい」とトランプ大統領が要求した可能性は非常に高いと思いますね。

あと一月の間に中国、北朝鮮がどういう答えを持ってくるのか。それによって、北朝鮮の命運が決まるのではないかと思いますね。

この記事へのコメント

  • やましろや

    そういう見方もできるんですね。
    2017年04月09日 02:21

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