習近平がトランプに求めた100日の猶予期間
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今年4月に行われた米中首脳会談で、中国の習近平国家主席が北朝鮮の核・ミサイル問題について、猶予期間として「100日間」を求めていたことが明らかになりました。
会談でトランプ大統領は、中国に経済制裁を強めるよう求め、中国が協力しない場合、北朝鮮と取引がある大手金融機関を含む複数の中国企業を制裁対象に加えるアメリカ政府の新たな制裁を検討していると説明したところ、習主席が100日の猶予を求めたようです。
会談で両首脳は、北朝鮮による「重大な挑発」があった場合、米中それぞれ独自の制裁を北朝鮮に科すことでも合意していたとのことです。
この情報が今のタイミングでリークされたということは、習主席が求めた100日の猶予に対して丁度半分に当たる50日が経過しようとしていることと、おそらくは、日米から中国に対して、北朝鮮に制裁を掛けろという念押し或は催促だと思いますね。
北朝鮮は、米中首脳会談後も度重なるミサイル発射を続けています。特に、先日の高度2000キロに達した中距離弾道弾は「重大な挑発」に当たると見ていいでしょうね。
4月初旬から100日は7月中旬頃になります。今の状態が続けば夏には米中による追加制裁が課されることになります。
北朝鮮のこれまでの動きを見る限り、核は絶対に手放さない。それどころか少しでも早く大陸間弾道弾技術を完成させることに躍起になっているように見えます。
22日、北朝鮮の朝鮮中央通信は、21日に発射した新型中距離弾道ミサイル「北極星2」の実戦配備に向けた「最終発射実験」を行い「成功した」と報じ、弾頭部に設置したカメラで撮影したとする地球の写真を公開しています。
大陸間弾道弾の技術は出来ているんだぞ、というアピールでしょう。「北極星2」は固体燃料を使用しますし、14日に発射した「火星12」は液体燃料です。この1週間の間に北朝鮮は個体・液体どちらのミサイル技術も持っていることを見せた訳です。
共に近く実戦配備されると見られていますけれども、実際にミサイル攻撃される段になると、この両刀使いは少々厄介です。なんとなれば、液体燃料ミサイルの発射準備をこれみよがしに見せて、そちらに注意を引きつけて置いて、裏からいきなり固体燃料ミサイルをぶっぱなすことだってやれなくもないですからね。
今の北朝鮮が欲しがっているのは、食料や石油もさることながら、何よりもやはり時間ではないかと思われます。
習出席が求めた猶予期間100日が本当であれば、残り50日。
50日で、北朝鮮が大陸間弾道弾技術を完成させられるかどうか分かりませんけれども、少なくとも、その為の時間稼ぎはさせてはならないと思いますね。
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