国民多数派の声が聞こえない民進党

 
今日はこの話題です。

画像

 ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
画像「ロシアンルーレットで異世界へ行ったら頭脳派の魔法使いになっていた件」連載中!

5月29日、安倍総理は参院本会議で、学校法人「加計学園」の大学獣医学部新設計画をめぐり「特区の指定、規制改革項目の追加、事業者の選定のいずれのプロセスも関係法令に基づき適切に実施しており、圧力は一切ない」と述べ、例の「総理のご意向」文書についても「文部科学省で調査を行った結果、該当する文書の存在は確認できなかった……獣医学部誘致は自民党政権下で『対応不可』とされていたが、民主党政権下で『平成22年度中を目途にすみやかに検討』と前向きに格上げされている」と反論しました。

これらはこれまでの説明通りであり、改めて釘を刺した形です。

これについて、民進党の蓮舫代表は30日の「次の内閣」閣議で「よくここまで見事な印象操作を作り上げると驚いた」と反論しました。蓮舫代表は、民主党政権の構造改革特区について「下が決めたものを上が情報公開し、見える形で平等に選んでいくものだった」とし、安倍政権の国家戦略特区は「首相が上からトップダウンで決めるもので、より権力の負荷がかかる……全然違うものであることを首相自身が分かっていない」と述べています。

この蓮舫代表のコメントですけれども一見、反論しているようでいて、肝心な部分については何もコメントしていません。それは「民主党政権時に速やかに検討するよう格上げされた」という事実です。

仮に蓮舫代表の言う通りであったとしても、下が決めようが、トップダウンで決めようが、決める事は「特区指定」であってどちらも同じです。ところが、民主党政権以前の自民党政権では「不可」とされていた獣医学部設置は、民主党政権で「すみやかに検討」となっています。これは「不可」から「可」への変更であり、180度の方針転換になります。

蓮舫代表はこれについて何も答えていません。蓮舫代表が民主党政権時の特区指定が「情報公開し、見える形で平等に選んでいくもの」というのであれば、その民主党政権時に何故「不可から可」に変更したのかそのプロセスを情報公開し、見える形にしなければなりません。よくもここまで見事に話をすり替えるものだと驚くばかりです。

5月19日、民進党の玉木議員は加計学園の「総理の御意向」文書についてフジテレビのニュース番組「ユアタイム」で俳優の別所哲也氏から「この文書が見つかって、民進党として何を論点にされようとされてるんですか」と問われ「2015年の閣議決定違反が行われているかどうかです……2015年6月30日に、閣議決定が行われて、特区で認めるけれども従来の大学では提供できないような教育をするというような4つの条件が付されてるんですね。それが満たされているのかどうかのこと」と述べたのですけれども、別所氏から「違法性があるのか」と突っ込まれ、「違法性ではない」と答えています。訳が分かりません。

玉木議員のいう2015年6月30日の閣議決定で「従来の大学では提供できないような教育をする」という条件が一体何であるのか良く分かりませんけれども、閣議決定の内容を見る限りでは「平成27年6月30日(火)臨時閣議案件」の中の「『日本再興戦略』改訂2015について」の内容が該当するものと思われます。

この中で「変革の時代に対応した個人の能力の磨上げや学び直しを 提供する場として、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関を制度化する。時代を先取りした学校教育と職業教育の新たな融合形態を 作り上げることで、これからの時代を担う「職業人としてのプロ」の育成を促していく」と指針が示されているのですけれども、四国に産業用畜産業の獣医が不足していることを考えれば、「職業人としてのプロ」を育成するために、四国には存在していない獣医学部を設立することに特におかしな点があるとも思えません。

5月19日、民進党の蓮舫代表は件の「総理の御意向」文書を持って、「官僚による究極の忖度があったと疑わざるをえない。内閣総辞職に値する内容ではないか」と述べていますけれども、文科省が否定していて、しかもどう見ても役所が正式文書として書いたとは思えない文書を取り上げ、違法性があるわけでもなく、単に、その中身が閣議決定違反しているしていないかで、内閣総辞職になるのか。

ゴリ押しにすらなっていません。筋が悪い以前の問題ですね。

5月29日、民進党参院議員総会で、小川勝也参院幹事長が「安倍首相への不信も高まっているのに、なぜ大きく内閣支持率が低下しないのか、われわれも不思議でなりません」と述べたそうですけれども、なぜそんな風に思えるほうが不思議でならないですね。

この記事へのコメント

  • まよねーず

    朝日新聞の劣化と歩調が合っていますね。
    まあ、あちらはKYあたりからばれてますか。
    2017年05月31日 13:03
  • カリフォルニアから日本を想う

    日本国民の血税が、こんな愚かな党首に代表される民進党議員どもに支払われてる喜劇というか、、、悲劇。

    在日外国人に支払われる生活保護も、日本国民の税金ですが、日本のためにならぬ在日や反日議員に、日本人の血税が無駄に使われることに、正直、怒りを感じませんか?

    なぜ賢い日本人が未だに米国の押し付け憲法を変えられないのか、、、、不思議です。
    憲法9条が無かったら、拉致被害者はとうの昔に救出されてたに違いないし、そもそも北朝鮮が日本人を拉致する国家犯罪を犯したのも憲法9条の縛りのある日本を馬鹿にしてたからでしょう。

    憲法9条こそが日本人拉致の諸悪の根源。
    憲法9条を平和憲法とよぶ日本人の頭の中をのぞ(除or覗)いてみたいものです。
    2017年05月31日 16:36

この記事へのトラックバック