蓮舫代表の二重国籍会見について
昨日の続きです。
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7月18日、民進党の蓮舫代表は記者会見を行い、日本国籍と台湾籍の「二重国籍」の解消に関し、長期間にわたり国籍法違反だったことを認めました。
蓮舫代表は「手続きを怠っていたのは事実だ。私はずっと日本籍だけだと思っていた。疑ってもいなかったが、深く反省している」と述べ、陳謝しました。
会見の内容については既に、色んな所で報じられていますので、繰り返しませんけれども、昨日のエントリーで、筆者は、二重国籍だけを持って公職選挙法に違反したとはいえないものの、「虚偽事項の公表罪」に抵触する可能性があると述べました。
これについて、記者から「政治家になる前、タレントとしての活動に台湾のアイデンティティーを個性として使っていた。週刊現代で『父は台湾で私は二重国籍なんです』、朝日新聞で『在日の中国国籍の者としてアジアからの視点にこだわりたい』、雑誌クレアでは『私の国籍は台湾なんですが』と発言している。これらの記録は先ほどの説明と矛盾する」と突っ込まれたのですけれども、蓮舫代表は「タレント時代の私が事実の確認や認識、あるいは法的評価を混同して、いくつか今お示ししていただいたように発言していた。今振り返ると、ずいぶん浅はかな発言だったと思っている」と釈明をしています。
「ずっと日本国籍だと思っていた」と「在日の中国国籍の者としてアジアからの視点にこだわりたい」との間のギャップについて質問されているのに、「混同していた、浅はかだった」という回答は雑に過ぎます。何をどう混同したら、そうなるのか訳が分かりません。
蓮舫代表は続く記者からの「では嘘をついていたのか」の質問に、「アジアのダブルのルーツを持っているという部分でキャラクターを際立たせていた」と答えていますけれども、ここから強引に推測すれば、おそらく「当時は手続き上は日本国籍であるが、意識としては、日本人であり台湾人でもある」というロジックだと思われます。
けれども、手続き上の国籍は兎も角、この日本人であり台湾人でもあるという認識で国会議員に立候補していたのであれば、道義上の問題は問われてしかるべきでしょう。
逆にいえば、蓮舫代表自身、そうした懸念・あるいは自覚があったからこそ国会議員に立候補するに当たって、選挙公報に「台湾籍から帰化した」と記載していたのではないのかと疑いたくなりますね。
いずれにせよ、2004年段階から「台湾籍から帰化した」と公報したことは、虚偽記載にあたる可能性が強く疑われます。
差別だとか多様性だとか色々言い訳してみたとしても、過去の事実は変えようがありませんからね。仮に代表辞任するとか、議員辞職に追い込まれるようなことがなかったとしても、あの会見で世間の疑問が解消したとは思えません。
粘れば粘る程、総選挙は近づけば近づく程、民進党の崩壊が顕わになるのではないかと思いますね。
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