不可逆とは決して後戻りしないこと
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7月19日、韓国の康京和外相は韓国紙・中央日報のインタビューで、慰安婦の日韓合意について「最終的かつ不可逆的な解決」という表現が盛り込まれた経緯を調べる考えを明らかにしました。
康外相は「あえて最終的かつ不可逆的に解決という項目を入れる必要があったのかと思った……全般的に検討しなければならない部分があるようなので委員会を発足させたい……どんな部分が不足し、どんな機会を逃したのかをきちんと点検する」と述べ、外部の専門家も参加する委員会を設けて調査するとしています。
また、合意の「再交渉」については「言葉は使った瞬間に期待が高まるので、そういう単語は使っていない」と述べるに止め、調査の結果次第では「選択肢になり得る」との認識を示しています。
委員会を立ち上げて何を調査するのでしょう。わずか二年前の合意です。当時の外相を読んで問い質せば済む話です。そんなことをせず、大仰に委員会なるものを起こす時点で、国民向けのパフォーマンスの匂いを感じますね。
「最終的」と「不可逆的」という表現については、日韓合意が結ばれた当時、大きく報じられています。
「最終的」は日本の要求で、アメリカの「謝罪、責任認定の部分で進展があれば日本が望む最終的解決であることを確認してもよいのでは」との口添えで入りましたし、「不可逆的」は日韓双方に適用され、日本政府が合意に明示した責任の痛感、心からおわびと反省などをまた否定したり歪曲する妄言をしてはいけないという趣旨で韓国が要求した文言です。
たとえ、韓国の委員会なるものが「不可逆的に解決という項目を入れる必要はなかった」と結論づけたとして、それで何がどう変わるというのでしょうか。既に合意は為され、日本は合意事項を実行済みです。
おそらく、「不可逆は必要なかった」と結論を出して、韓国世論を煽りまくって、国民が納得しないから慰安婦像撤去はしないとか何とかいう積りではないかと思いますね。
そして、日韓合意を棚上げして、ツートラックとか何とか言って、経済協力なり通貨スワップなりを要求してくる。そんな作戦でしょうか。
まぁ、卑怯といえば卑怯ですけれども、かの国であれば当然やってくるであろう手段ですね。
日韓合意が結ばれた2015年末当時、「韓国人による震韓論」の著者、シンシアリー氏は自身のブログで、「いずれ、韓国は合意を破る。その時、どうするのか備えておくべき」と指摘していました。
合意から二年。シンシアリー氏の予言通りに事は進んでいます。
では、日本はどうするべきか。
やはり韓国が合意を実行するまで、一切の交渉事を棚上げし、交渉断交状態を維持すべきだと思いますね。そして、事あるごとに、日韓合意を履行するようしつこく言い続ける。それこそ、韓国が日本に謝罪を求めてくるように、何度もいう。「なぜゴールポストを動かすのか」と批難する。決して妥協しない。そうした外交姿勢が大事だと思いますね。
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