名誉棄損と戦いますか? イエス高須クリニック

 
今日はこの話題です。

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7月24日、名誉を毀損されたとして「高須クリニック」が大西議員と民進党、蓮舫代表、国に1千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁で行われました。

これは、今年5月、衆院厚生労働委員会で、民進党の大西議員がエステ店が系列の美容外科に顧客を引き渡す悪徳ビジネスが誇大広告で集客している実態について質問した中で、「大量の陳腐な」テレビCMを流している美容外科があるとして「皆さんよくご存じの『イエス○○クリニック』みたいに」と発言したことを受けての提訴です。

口頭弁論で意見陳述した「高須クリニック」の高須克也院長は、『イエス高須クリニック』のキャッチコピーについて、これは平成23年に亡くなった妻のシヅさんが「自分を楽しんでいますか? イエス高須クリニック」というキャッチコピーを考案し、その短縮形が、今、CMなどで流れている「イエス高須クリニック」だと明かしました。

その上で、 「『イエス高須クリニック』の企業キャッチコピーは妻の遺産であり、私の大切な宝であります……美容医療は患者の心を相手にする医療。容貌にコンプレックスをもって訪れる患者さんたちに希望を与える『イエス高須クリニック』のコピーは決して陳腐なものではないと思います」と訴えました。

そして、「法令を守り、ルールの中で最大の努力をしている高須クリニックが法令を守らず詐欺まがいのビジネスをしているような印象を与える発言をした大西議員とそれを容認した存在が許せませんので提訴しました……民の幸せを願う気持ちに沿うような判決をいただけるよう希望します」と陳述しています。

なるほど、「高須クリニック」の頭になぜ「イエス」がついているのか謎だったのが解けました。「自分を楽しんでいますか?」の答えだったのですね。

「イエス高須クリニック」は、昔からずっとCMされていましたから、「イエス○○クリニック」と伏せたところで、ほぼ間違いなく高須クリニックを連想するでしょう。それを陳腐というのであれば、被告はなぜ"陳腐"であるのかを誰にでも分かるように説明してみせなければなりません。

この日の口頭弁論で、民進党側は請求棄却を求め、公判終了後に代理人を通じて「被告らは、本日の答弁で、原告が主張する名誉毀損が成立せず、原告の主張が認められないことを詳細に明らかにした。このため、本件では、被告ら勝訴の判決が早期に下されるものと確信している」とのコメントを出しています。

ところが、高須氏によると、このコメントは真っ赤な嘘で、行われたのは高須氏の意見陳述だけ。反論はおろか被告当人は出廷せず、代理人の弁護士だけが出席したそうです。

こんなところから嘘とは流石は民進党だと呆れ返ります。

高須クリニックに対する名誉棄損は民進党だけではありません。

25日、この口頭弁論をニュースとして紹介した「情報ライブ ミヤネ屋」でコメンテーターとして出演していた元宮城県知事の浅野史郎氏は民進党の大西議員の発言を擁護して次のように述べました。
「これはね、名誉毀損で訴えたんでしょ。名誉毀損で訴えたんですけど、名誉毀損っていうのは事実と違うことを摘示して名誉毀損するっていうんだけれども、国会で言ったかどうかは別にして、普通の平場で言ったとしてもですよ真実を言ったんですよ。もしあるとしたら『この正直者』と怒るようなものですよ」
この発言に慌てた番組は無理矢理CMを捻じ込みましたけれども、もう遅い。

高須氏はこの発言を名誉棄損とし「詫びがなければ提訴する」と顧問弁護士から番組に警告したようです。

高須氏は口頭弁論で述べたように「美容外科に対する世の中の価値観を変えよう」と数々のバッシングを戦って今の地位を築いた人物です。その彼を相手に、適当な言いっぱなし発言をして見逃してくれると思う方が甘い。

しかも高須クリニックは「ミヤネ屋」のスポンサーもしているとのことで高須氏はスポンサーを降りることも検討する発言をしています。

フェイクニュースが横行する昨今、自らの発言や報道に対して、きちんとその責を問うことは非常に大事なのではないかと思いますね。

この記事へのコメント

  • sdi

    番組を代表して林アナウンサーが謝ったそうですね。(浅野元知事本人が謝罪したわけではない。)
    まあ、浅野氏本人はしばらく引っ込んで遅くても秋口には復活でしょう。
    2017年07月26日 22:57
  • 日比野

    sdiさん。こんばんは。

    高須院長は許すとツイートしてますし、早い決着でしたね。
    2017年07月27日 00:00

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