今日は感想エントリーです。


7月27日、民進党の蓮舫代表が国会内で記者会見し「民進党の代表を引く決断をしました」と党代表を辞任する意向を表明しました。この日、臨時で開かれた党執行役員会はこれを了承。辞任が確定しました。
蓮舫氏は辞任の理由を党内をまとめきれなかったこととし、「私が今やることは人事ではない。民進党を新たな執行部に引き継いでもらうこと。遠心力を求心力に変えることができませんでした。一議員に戻ります。もう一回ゼロに戻って私自身も再スタートする。安倍内閣と戦うにあたり私には力が足りていなかったと思います」と議員辞職はせず、代表を辞すると述べています。
昨日のエントリーで筆者は蓮舫体勢での後任人事は貧乏籤ではないかと述べましたけれども、一部には野田幹事長の後任が見つからなかったからという声もあるようです。あるいはそうかもしれません。
ネットでは「やっと辞めるのか」とか「遅すぎる」という声が上がっているようですけれども、辞任発表直後に日経平均が爆上げしました。つまり、蓮舫代表は、経済からは"日本のガン"だったと見做されていたということでしょうね
もし、このまま、蓮舫氏が代表を続けていけば、民進党が解党する可能性もあっただけに、民進党は少し延命することになったかもしれません。
後任の代表をめぐっては、前原氏や枝野氏らが軸になるとの見方が専らのようですけれども、誰がなっても大変であることには変わりありません。
まずは、党内のガバナンスを取り戻すことが最優先でしょうね。
一方、安倍政権も蓮舫代表のうちに衆院解散に打って出ることが出来なくなりました。安倍総理にしても、頭が痛いところかもしれません。
次の民進党の代表が誰になるか分かりませんけれども、筆者としては"憲法改正"に関するスタンスがどうかが一つのポイントになるように思います。というのも、今必死に安倍叩きをしているマスコミは、憲法改正阻止の為だという説があるのですね。
麗澤大学の八木秀次教授は、マスコミの印象操作と安倍叩きが酷くなったのはは、安倍総理が5月3日に読売新聞紙上と民間改憲団体へのビデオメッセージで、憲法9条1項、2項を維持したまま自衛隊を憲法に位置づけることを提案して以降だと指摘しています。
それを考えると、もし民進党が改憲に賛成の姿勢を取ろうものなら、マスコミは安倍総理と纏めて民進党をバッシングしてくる可能性があります。
民進党の次の代表がそれを分かっていれば、憲法改正に反対の立場を取る筈です。となると、世間は、やっぱりいつもの民進党か、と受け取るでしょうね。
もっとも、内閣支持率が下がっている昨今の状況下では安倍総理とて、憲法改正を前面に出すことは苦しくなりました。ちょっと政局が不安定になりそうな予感がしますね。
この記事へのコメント
sdi
あと、蓮舫党首辞任でひとまず共産党との「共闘」路線は待ったがかかるでしょう。共産党もあてがはずれて困ってるかもしれませんね。
sdi
間違えました。
お詫びして訂正します。
傍観者
議員辞職歳費返納すべき事案です。
嘘ついて立候補して国民を欺したのですから。
マスゴミは法治を無視するのであれば存在意義はありませんね。
私の周辺もマスコミの異常さを気づいてる人も少なくなく、私も微力ながらこうした話しを広めてゆくつもりです。
私も微力ながらこの話を周辺に話したりしてます。