今日はこの話題です。


7月28日午後11時42分ごろ、北朝鮮が舞坪里付近から、大陸間弾道ミサイルを北東方向に発射しました。ICBMは高度3500キロを超え、45分間、約1000キロメートル飛翔後、北海道積丹半島の西約200キロメートル、奥尻島の北西約150キロメートルの排他的経済水域内の日本海に落下したとみられています。
同じく28日、アメリカ国防総省も、ミサイルはICBMだとしながらも予想していたと指摘。北米に脅威を及ぼすものでなく、さらに分析を進めているとしています。
ただ、アメリカ・カリフォルニア州ミドルベリー国際大学院のジェフェリー・ルイス氏によると、ロサンゼルスはすでに射程圏に入っているとし、シカゴ、ニューヨーク、ワシントンも射程圏内に近いと指摘しています。
また、グローバル・セキュリティー・プログラム副所長のデービッド・ライト氏は、自身のブログで「現在の情報に基づくと、北朝鮮の行ったミサイル試験は容易にアメリカ西海岸、いくつもの主要都市に到達する可能性があります……報道によると、ミサイルは高いロフテッド軌道で打ち上げられており、飛翔距離は1000キロメートル、飛翔時間は約47分、到達高度は3700キロメートルです……もしこうした数字が正しく、低いスタンダード軌道で発射されていたなら、自転を考慮しなくても1万400キロメートルは飛んでいたでしょう……発射方向と自転を加味すると、ロサンゼルス、デンバー、シカゴは射程内にとらえられており、ボストンやニューヨークもギリギリで射程内に収まっています。ワシントンは何とか圏外です……発射されたミサイルの(核弾頭など)最大の積載重量が分かりません。もし今回、実際に搭載する弾頭より積まれていたものが軽かった場合、本物の弾頭を搭載して到達できる距離は短くなります」 と指摘しています。
今回の北朝鮮からの弾道ミサイルが北海道西方の日本海に落下したと見られるのとほぼ同じ時刻である午前0時28分26秒頃、NHKが道内に設置している複数のカメラに北西の空を流れ星のようなものが光りながら落下していく様子を捉えています。従って、発射は間違いないところでしょう。
カメラで捉えられる距離に打ち込まれたのですから、いよいよ危ないとみるべきです。本気で憲法改正を含め対抗策を考えなければならない。
29日、自民党の二階幹事長は「地方、地域で大きな防空壕を造ることができるかできないか、対応していかなければならない……財政がどうだこうだと言っている時ではない。普通の予算や普通の年次計画などではなく、頭をフル回転して対応しなければいけないと、国民にも党の関係者にも呼びかけていこうと思う」と党本部で行われた「北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部」の役員会後、記者団に述べていますけれども、少なくとも政府与党では危機感を持っているようです。
先日、テレビでどこかの野党政治家が加計問題について「愛媛県で鳥インフルエンザ、狂牛病あるいは口蹄疫が発生したことが一回でもあるんですかね?」と発言したことがありましたけれども、彼は「日本に北朝鮮のミサイルが一発でも落ちたことがあるんですかね?」とでもいうのでしょうか?
この記事へのコメント
アル・ニダ
あそこの先見性が凄いのか、我々が馬鹿なのか。誰かがミサイルで亡くならないと、この国は目覚めないのか?
らな
目を覚ませ、日本人!