目前に迫った北朝鮮を止めるラストチャンス

 
今日はこの話題です。

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8月8日、アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮に対し「北朝鮮はアメリカにこれ以上の脅しをしない方がいい。世界がかつて見たことがないような炎と激しい怒り、率直に言うと軍事力を目の当たりにするだろう」と警告しました。

これは、北朝鮮がICBM発射など挑発を続けている事に対してのもので、北朝鮮が更なるICBMの発射実験や核実験などの脅しをかけてきた場合は武力行使も辞さない姿勢を示しました。

北朝鮮のミサイルがアメリカ本土に届く可能性についてはアメリカでも知られてきているようで、CNNが8月3日から6日に掛けて行った世論調査によると「北朝鮮のミサイルがアメリカを攻撃できる思う」と回答した人は77%に上り、「北朝鮮が深刻な脅威である」と回答した人は62%と、3月に行った前回調査より14ポイント高く、2000年の調査開始以降、最も高い数字となりました。

さらに「北朝鮮のミサイル開発に対抗するために軍事行動を取るべきだ」と回答した人は50%に達し、北朝鮮問題へのトランプ大統領の対応を「評価する」と回答した人は37%となっています。

この傾向は他の世論調査でも同じで、7月にアメリカのFOXテレビが行った世論調査でも「北朝鮮による核開発を止めるには武力行使が必要」と回答した人は55%と「外交手段だけで解決できる」と答えた人を大きく上回る結果となっています。更に、NBCテレビなどの調査でも「アメリカの差し迫った脅威」として41%の人が「北朝鮮」と答え、2位の過激派組織「イスラム国」を上回る結果となっています。

アメリカ世論も主戦論に傾きつつあります。

8月5日、国連安保理は、北朝鮮に対して、石炭などの輸出を禁止する経済制裁決議を全会一致で採択しましたけれども、北朝鮮政府は7日「アメリカが敵対的な行動をとる限り、核戦力の強化を止めることはない」など核戦力を引き続き強化するとしています。

アメリカは北朝鮮に制裁を課す一方、北朝鮮を現段階で攻撃する「予防戦争」の是非が論じられ始めています。アメリカのマクマスター大統領補佐官は、MSNBCのインタビューに対し、予防戦争もオプションの一つだと述べています。

予防戦争は敵に先手を取らせる前に、更に先手を取って、戦争の芽を潰すことで、例えば、発射直前のミサイル基地を叩くといった段階よりもっと早い段階で先制攻撃を仕掛けて相手を無力化する戦争のことです。

政治専門紙ザ・ヒルは「普段は堅実なリンジー・グラハム上院議員と一部のホワイトハウスの高官たちが、北朝鮮に予防戦争を仕掛けることを話し合い始めた」と報じています。

それによると、グラハム上院議員は「戦争が起きるのならばアメリカ西海岸で起きるよりは北東アジアで行われる方がましだ……カリフォルニアで犠牲者が出るよりも同地域で犠牲者が出る方が良い」と述べたそうですけれども、アメリカの立場からすれば当然の意見でしょうね。

対する北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍は、中長距離弾道ミサイルと称する「火星12」で「グアム島周辺への包囲射撃を断行する作戦案を慎重に検討している」との報道官声明を発表。更に、朝鮮中央通信が日本に対しても「日本列島ごときは一瞬で焦土化できる能力を備えて久しい」と威嚇しています。
8月8日、アメリカのワシントン・ポストは複数のアメリカ政府当局者の話として、北朝鮮がICBM級の弾道ミサイルにも搭載できる核兵器を製造し、保有する核兵器の数は最大で60発に上る可能性があると推定していると報じています。

予防戦争を含めて、北朝鮮を止めるタイミングとしては、正に今がギリギリのタイミングのように思われます。日本としては、いつ戦争が始まっても対応できるように準備を急がせる必要があると思いますね。

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