金正恩は亡命するか
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8月12日、北朝鮮の政府機関紙「民主朝鮮」は「我々に手出ししないのが上策だ」と題する論評を発表しました。論評は北朝鮮が先月行った大陸間弾道ミサイルの発射実験に言及したうえで、「すでに我々の軍はアメリカ本土を目標の中にとらえて発射待機状態に入っており、最後の攻撃命令を待っている」などと警告しました。
全然引かないどころか、今度はアメリカ本土とまで言い放ちました。
日本相手であれば、撃つぞ撃つぞ詐欺も通じたかもしれませんけれども、相手はアメリカです。しかもグアムやアメリカ本土まで届くミサイルを持った上での脅しが通用するのか。
中露は軍事衝突を警戒し、外交的解決を呼び掛けています。
ロシアのラブロフ外相は「最近の直接的な脅迫を考えると、軍事衝突の可能性は非常に高い。より賢明で強力な側がまず身を引くべきで、そうなるよう期待する」とし、米朝間の緊張緩和のため、ロシアが仲介役を果たす考えを示しています。
中国も、アメリカのティラーソン米国務長官が北朝鮮の体制転換を求めないとしていることを受け、7日王毅外相がマニラでの東アジアサミット外相会議で「ティラーソン米国務長官が四つのノーを表明したことは積極的なシグナルだ。朝鮮側は米国側のシグナルに呼応するよう求める」と呼びかけ、北朝鮮が核・ミサイル活動を一時停止し、米韓が大規模演習を一時停止する内容のロードマップをロシアと共同で打ち出しています。
けれども、これまで散々話し合いで何一つ解決してこなかった事実がありますし、北朝鮮が核・ミサイル活動を一時停止という条件からして高いハードルです。一時停止は流石に甘い。北朝鮮はまたほとぼりが醒めたら開発を続ける公算が高いでしょう。
こんな条件は北朝鮮もアメリカも飲めるとはちょっと思えませんね。
そんな中、中国の習近平主席がアメリカのトランプ大統領と電話会談を行いました。
中国側は、習主席が北朝鮮の核問題の平和的な解決が重要だと述べ、自制を促したと発表しています。また、ホワイトハウスの発表でも、トランプ大統領と習主席は「北朝鮮は挑発的でエスカレートする言動をやめなければならないとの認識で一致した」ほか、朝鮮半島の非核化に向けた相互のコミットメントを確認。「うまくいけば北朝鮮問題の平和的な解決につながるだろう」としています。
ただ、このホワイトハウス声明を良くみると、米中で一致したのは、北朝鮮が「挑発的でエスカレートする言動」を止めることであって、核・ミサイル開発中止とは一言も言ってないのですね。つまりそれくらい双方の認識、主張に隔たりがあるということです。その一方でホワイトハウスは「うまくいけば平和的な解決」と言っています。
これらから考えると米中電話会談で、あるいは金正恩一族の亡命という線での話し合いが行われたのかもしれないと思いますね。
一部には9月Xデー説や8月15日Xデー説が飛び交い、韓国の駐韓外交家とSNS上で「駐韓米国大使館職員と駐韓米軍の家族はすでに韓国を離れた」とか「駐韓米国大使館では職員の非常連絡先を点検している」といった、韓国脱出説も飛び交っているようですけれども、金正恩の亡命による半島問題解決が平和裏な解決であることには違いありません。
ここ1、2ヶ月の動向に注目ですね。
この記事へのコメント
アル・ニダ
中国共産党の狙いは、米の衰退だし。