増殖するゴールポストを許してはいけない

 
今日はこの話題です。

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8月15日、韓国で光復節を祝う式典が開かれました。

式典で演説した文在寅大統領は慰安婦問題について「被害者の名誉回復と補償、真相究明と再発防止の約束という国際社会の原則があります。日本の指導者たちの勇気ある姿勢が必要です」と述べ、更に、「光復70年がたっても、日帝強占期の強制動員の苦痛は続いています」と慰安婦に加え、徴用工についても蒸し返した上で「歴史問題に決着をつける時に日韓両国の信頼がさらに深まる」と述べました。

いつものことながら、随分と身勝手な言い分です。

今年6月に徴用工を描いたと主張する、映画「軍艦島」が韓国で公開され、徴用工を問題として定着させようという動きを見せています。

映画「軍艦島」については、「フィクションだとしても、誤った歴史認識を伝えるおそれがある」との指摘がありますけれども、8月12日、ソウルの竜山駅前広場に、第1号となる徴用工像が設置されました。

また、三菱重工が、戦時中に強制労働させられたと主張する女性や遺族らに訴えられていた問題についても、8月8日、11日と相次いで、賠償を命じる判決を韓国の裁判所から言い渡されています。

徴用工については1965年の日韓請求権・経済協力協定により、完全に、かつ最終的に解決済みですけれども、慰安婦と同じくタカリ始めたということです。

ゴールポストを動かすどころか増殖させていますね。

8月15日、安倍総理は、官邸で河村建夫元官房長官と面会し、「またゴールポストが動くことは絶対にあり得ない」と述べたそうですけれども、韓国に対してもきっぱりと言わなければいけないですね。

文大統領は、「日本の指導者たちの勇気ある姿勢が必要」などと発言しましたけれども、それこそが韓国の指導者たちに求められるものです。実際は内政干渉云々の問題もあるのかもしれませんけれども、日本は「慰安婦合意は国家間合意である。韓国の指導者は勇気を持って国民を説得する姿勢が必要」と言ってしかるべきだと思いますね。

はっきり言って、勇気がないのは国民を説得できないでいる韓国政府、文在寅政権です。

8月14日、韓国の元徴用工や遺族らで構成する「アジア太平洋戦争犠牲者韓国遺族会」は1965年の日韓請求権協定で日本から韓国政府に支払われた3億ドルの無償提供資金が、徴用工ら個人に配られなかったのは不当として、韓国政府を相手取り損害賠償を求める訴訟を起こしています。

遺族会は「日本から受けた資金は徴兵・徴用で犠牲になった先祖の血と汗の代償としての被害補償金」であるとし「当時の朴正煕政権は対日交渉で補償金を被害者に個別支給するとしたが、韓国経済発展の資金に使った」と歴史的事実を主張しています。

この提訴について文在寅政権は"勇気を持って"当たらなければなりません。

日本はゴールポストの移動・追加は認めないことは勿論の事、「アジア太平洋戦争犠牲者韓国遺族会」が韓国政府を提訴している問題について、重大な関心を持って見守っているくらいは言っていいと思いますね。

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