手堅い小野寺と揺らぐ石破
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内閣改造人事の調整が進んでいます。
先日、辞任した稲田防衛相の後任には、小野寺五典氏の再任が内定したと報じられています。
小野寺氏といえば、前回、防衛相を退任する際の号泣演説と、退任した日、防衛省本省庁舎を出るときに、背広組のみならず制服組も交えた多くの支持者に見送られていたことが、話題に登ることがありますけれども、防衛相としての小野寺氏の評判は非常に高いものがあります。
小野寺氏は自分の目で確認することが重要と信じ、自分自身で物事について調べる人でした。前回の防衛相の時は、毎週末各地の自衛隊の施設を訪れ、基地に勤務する隊員とその家族を激励するだけでなく、現場隊の組織に関する質問や、人事事項についても質問を重ねました。
そうした事もあり、小野寺氏は多くの人の声に耳を傾け、自衛隊隊員によく好かれていたそうです。
小野寺氏は、制服姿で隊員達を訪問していないときには、東京・市ヶ谷の防衛省での執務、委員会や他の国会の集会への出席をこなしつつ、多くの外国訪問をこなし、海外でもとりわけアメリカの指導者の間で、人気を博した人物です。
今回の再任に際しても、ネット等では、任せられる、安心だという声が上がっています。筆者としても、無難に手堅い人事だと思いますね。
一方、評判を落としているのは、今回の内閣改造で防衛相もあるかと一部で取り沙汰されていた石破氏です。
これまで、自民党内では「ポスト安倍」については、「岸田氏と石破氏が競い合い、非常時の緊急避難としては麻生氏」と見られていたそうなのですけれども、「森友・加計学園」問題や、南スーダンPKOの日報問題で党内の評価が変わったようです。
というのも、徹底したマスコミの安倍叩きの中、岸田氏は「一致結束して安倍政権を支える」としていたのに対し、石破氏はメディアに登場して政権批判を繰り返していたからです。
石破氏はかつて自民党を離党し、新進党に参加した過去があります。自民党のあるベテラン秘書は、「石破氏は自民党が野党のときに出ていき、与党のときに戻ってきた。つまり『裏切り者』だ……安倍首相の苦境、自民党の危機を利用して、けしからぬことを考えている可能性がある。世論調査と正反対で、石破氏の党内評価は急落している」と述べています。
次の総選挙で自民が惨敗すればまた別かもしれませんけれども、今度の内閣改造で、多少なりとも、内閣支持率が持ち直し、次期総選挙で自民が勝利すれば、石破氏の次期総裁の目は大分低くならざるを得なくなると思いますね。
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