命乞いする金正恩

 
今日はこの話題です。

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8月20日、朝鮮中央通信は、北朝鮮軍が、「敵を制圧する万端の戦闘準備を整えて高度の臨戦状態」にあるとする署名入りの論評を掲載しました。

それによると「米執権勢力がいくら核戦略資産を朝鮮半島の周辺に送り込んでも無駄だ……米国は、今からでも現実を正しく見るべきだ。わが共和国は、米本土を任意の場所で任意の瞬間に、決心した通りに打撃できる最強の大陸間弾道ロケット保有国である……グアムであれ、ハワイであれ、本土であれ、わが戦略軍の無慈悲な打撃から逃れることはできない……わが軍隊は、敵を制圧する万端の戦闘準備を整えて高度の臨戦状態にあり、『予防戦争』行為のいささかの兆候でも捕捉される場合、その即時、断固たる対応措置を取るであろう」と述べています。

これは8月21日から行われている米韓合同軍事演習「乙支フリーダム・ガーディアン」に対する牽制と見られています。いつものことながらの"無慈悲"なアナウンスシリーズですけれども、今回はアメリカ本土まで口にしています。

このように口ではいつも勇ましい北朝鮮ですけれども、肝心の金正恩はそうでもないという情報も流れています。

ジャーナリストの加賀孝英氏は、複数の米軍関係者から「金正恩氏は心底、脅えている。秘密交渉ルートで『合同訓練を中止してくれ』『期間を縮小してくれ』『せめて原子力空母打撃群は投入するな』といっている。命乞いだ……米国は正恩氏側に、こう圧力をかけている。『米国に譲歩はない。戦争か、核・ミサイルの完全放棄か。早く回答せよ』。何が起きるか、分からない」との情報を得たと紹介しています。

公開されている写真や映像では不敵な姿しか見せたことのない金正恩が、果たしてどこまで脅えているのか分かりませんけれども、金正恩はもしもの時の為に中国に逃亡する計画を立てていたようです。

昨年7月韓国に亡命した元北朝鮮外交官の太永浩氏が、金正恩の逃亡計画情報を英米情報機関「軍情報部第5課(MI5)」と「中央情報局(CIA)」に提供したと、イギリス紙・エクスプレス電子版が報じています。

その計画は金正恩が中国に逃亡する際、妻の李雪主のほかに、北朝鮮軍の金絡謙戦略軍司令官とミサイル開発キーパーソンの一人である金正植が同行するというもので、金正恩らが中朝両国の国境にある鴨緑江の中国側に入った後、引き続き「米軍への戦闘を指揮していく」とし、逃亡に備え2機のプライベートジェット機を24時間待機させているそうです。

逃亡といってますけれども、そのまま亡命する線も十分にありそうな計画ですね。

ただ、この計画が1年も前に亡命した脱北者からの情報ですから、今ではすっかり古くなっている可能性があります。それ以前にこのタイミングで表沙汰になるということは、この逃亡計画自体が破棄ないし変更されたとも考えられます。

従って、計画自体は話半分で受け取っておいた方がいいかもしれません。けれども、金正恩がアメリカにビビっているという話はそれなりに説得力があります。

加賀孝英氏によると、金正恩はアメリカに米韓合同演習の縮小を懇願したのに対し、アメリカは譲歩はしないと突っぱねた事になっていますけれども、中央日報は、今年の米韓合同軍事演習に参加する米軍兵力は3割削減され、原潜などの動員もないと報じています。

これが本当であれば、金正恩の要求を微妙に飲んで、対話路線も残しているとも取れます。

アメリカ政府もトランプ大統領が強硬発言をし、ティラーソン国務長官が対話重視の発言をして役割分担し、硬軟両面でアプローチを掛けているように見えなくもありません。

全ては金正恩の出方に掛かってきた感じがしますね。

この記事へのコメント

  • mayuge

    加賀孝英この人の記事は眉唾ものだから
    2017年08月26日 01:58

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