外相デビューした河野太郎

 
 
今日はこの話題です。

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8月7日、河野太郎外務大臣は、フィリピンで中国の王毅外相と初めて会談しました。

会談の冒頭、王毅外相は「河野大臣の父親の洋平氏は正直な政治家で、慰安婦問題での談話も日本の誠意を代表していた。今回、河野外務大臣就任に多くの人が期待したが、会議での発言には、率直に言って失望した……発言は完全にアメリカが与えた任務のような感じだ。中国は長期的な友好関係をつくりたいと思っているが、それには互いの努力が必要だ」と述べました。

河野外相は8月6日から開かれているASEAN関連外相会議に出席していたのですけれども、一連の会議で、中国が拠点構築を進める南シナ海問題に深い懸念を示すとともに「力を背景に現状変更を試みる、あらゆる一方的な行動に強く反対する」と述べていました。

王毅外相の発言はこれらに対する反発であると見られていますけれども、父親の河野洋平氏や河野談話を口にしてから批判する辺り、河野太郎外相は洋平氏と同じであろうと多寡を括っていたフシが感じられます。それだけに、河野太郎氏の発言・態度が意外だったというか、意表を突かれたと思ったのではないかと思いますね。

初顔合わせの冒頭で「あなたには失望した」などと、向こうにしてみれば、まずガツンと言って主導権を取りにいったのかもしれません。

これに対して河野外相は「北朝鮮の問題や海洋をめぐる問題で、東アジアの安全保障環境が急速に変わる大変難しい時に外務大臣になったが、やりがいがあり喜んでいる……中国は、経済的に発展していく中で、大国としての振舞い方を身につけてもらう必要がある」と率直に意見交換していきたいという考えを伝えたそうです。

全然怯んでないですね。

特に「大国としての振舞い方を身につけてもらう必要がある」という言葉は、中国に対して、「お前は大国ではない」と面と向かっていったということですからね。ここまではっきりと言った外相はちょっと記憶にありません。

ネットでも「まともだ」とか「見直した」など、評価する声が多数上がっています。

王毅外相としても、こうもストレートに言い返されるとは思っていなかったかもしれません。

河野外相と王毅外相が互いに握手している姿が報じられていますけれども、王毅外相の憮然とした表情がそれを物語っています。特に王毅外相が「アメリカが与えた任務のような感じだ」と皮肉ったところなど、悔しさが滲んで漏れていますね。

一方、河野外相の方は、これからは率直に言わせて貰うからよろしくな、とでも言わんばかりの余裕の笑みを浮かべています。日中外相会談はこの写真が全てを現しているようにも思いますね。

青山繁晴参院議員は、中国は、工作活動して安倍政権を倒してしまおうとしていたところに、今回の内閣改造で、一番弱いと見えていた防衛大臣に小野寺氏を持ってきたことで、多少落胆したところがある、と指摘していますけれども、同様に、掌で躍らせられると思っていた河野太郎外相が想定と違ったということで、こちらにも落胆しているかもしれません。

けれども、これで中国の工作が止む筈もなく、今後増々工作を継続してくるものと思われます。日本国民は、何が日本の国益なのかを考え、マスコミ始めミスリードに乗せられないように注意すべきだと思いますね。

この記事へのコメント

  • にゃ~

    河野外相、最初のペコリはやめて欲しかったです
    2017年08月10日 20:20

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