陰る希望と伸びる立憲、そして安定の与党
更に続きです。
ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
「絶対無敵の聖剣使いが三千世界を救います」連載中!
報道ベンチャーのJX通信社が10月7日、10月8日の両日に実施した東京都内での第3回衆院選情勢調査で、前回比例東京ブロックで首位だった希望の党への投票意向が11ポイント下落し18%となりました。
これを支持政党と投票先とで分けると、希望の党を「支持政党」として答える人が13%、「投票意向先」として答える人は18%です。これが先週の第2回情勢調査では、希望の党を「支持政党」として答える人が16%、「投票意向先」として答える人が29%でした。支持政党としての希望の党は微減でとどまったのに対して、投票以降先が大きく減っています。これは希望の党に投票しようとしていた層の過半が無党派層であることを示している訳です。
一方支持を伸ばしたのは、枝野代表率いる立憲民主党です。投票意向先としていきなり18%を獲得。希望の党と肩を並べました。
先週との比較で共産が3ポイント、未定が4ポイント減っていることを考えると、先週、希望の党を投票先としていて、今週減った11ポイントがそのまま立憲民主に流れたとみてよいかと思いますね。要するに、立憲民主が反自民層の受け皿になったということですね。
逆にいえば、純粋な反自民層が18%程度はいるといえるのかもしれません。
これに対して自民党はといえば、先週から1ポイント伸ばして29%で安定しています。自民が伸ばした訳ではなく、野党が右と左に割れた御蔭で相対的に自民が有利になったと見ることもできます。
こうなると次に気になるのは、獲得議席です。
選挙プランナーの三浦博史氏は、希望の党公認候補の乱暴な国替え、幹事長や政調会長らの顔が見えない事などをとりあげ、希望の党は伸び悩み、自民党は単独過半数を獲得、自民・公明で290議席は超えると予測しています。
また、同じく選挙プランナーの松田馨氏も小池都知事が出馬しないと宣言していることや小池都知事自身の支持率が減っていることから、希望の党に勢いはなく、全国で30から50議席程度、対する自公は合わせて300議席を超えると予想しています。
先日の党首討論での小池代表の言論を聞く限り、希望の党の政策がまだまだ生煮えの段階である上に、元民進党の候補を受け入れた影響で、その政策すらブレているような状況です。これで"進化"といわれても、字句通りに受け取るのは中々難しい。
これらを考えると今後票を集める可能性があるのは、希望の党ではなく、立憲民主のような気がしますね。反安倍の受け皿としての極左政党的色合いが濃く、支持を伸ばすにも限界はありますけれども、そこそこ一定の需要があることは、先の世論調査でも明らかです。
いよいよ公示日です。今の日本は国難の只中にあることをよく自覚して、やはり間違いのない選択をすべきだと思いますね。
この記事へのコメント