民主党の呪いを被った希望の党

 
昨日の続きです。

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10月10日、NHKが10月7~9日に掛けて行った世論調査の結果を報じました。

各党の支持率は、自民党が31.2%、希望の党が4.8%、公明党が3.8%、共産党が2.7%、立憲民主党が4.4%、日本維新の会が1.3%、社民党が0.5%、日本のこころは0%、「特に支持している政党はない」が39.1%となり、希望の党が埋没。立憲民主と同等の支持率となりました。

「希望の党」に期待するかどうかについては、「大いに期待する」が7%、「ある程度期待する」が29%、「あまり期待しない」が35%、「まったく期待しない」が22%と、期待しないが5割を超えています。

一方、「立憲民主党」に期待するかどうかについては「大いに期待する」が6%、「ある程度期待する」が24%、「あまり期待しない」が36%、「まったく期待しない」が27%と、こちらも期待しないが6割を超えました。

鳴り物入りで、登場した筈の希望の党が野党のその他大勢の一つに埋没する勢いです。

希望の党、立憲民主党が立党する前の民進党の今年の支持率はNHK調査でおおよそ6%~9%の間を推移していましたけれども、希望の党と立憲民主党の支持率を足すと9.2%とほぼ同じです。

この支持率をみる限り、希望の党は民進党成分がたっぷりと入った党であると見做されている可能性があります。

尤も、ネットの声をみていると、保守の人は希望の党を第2民進党だとして保守ではないといい、逆に左翼の人は、希望の党を保守の踏絵を踏ませて排除した、と極右扱いしています。どちらの側からも自分達の仲間ではない扱いされるという非常に中途半端な状態ですね。

支持母体の連合も希望の党と立憲民主に割れ、選挙戦を戦うのも苦しくなっています。こうなるとあとは無党派の風に期待するしかないような状況に追い込まれつつあるように見えなくもありません。

次に、投票に行くかどうか聞いたところ、「必ず行く」と答えた人は56%で、先週の調査に比べて3ポイント高くなりました。また、「行くつもりでいる」が27%、「行くかどうかわからない」が10%、「行かない」が5%でした。

投票先を選ぶ際に最も重視することを6つの政策課題をあげて尋ねたところ、「経済政策」が18%、「財政再建」が11%、「社会保障」が29%、「外交・安全保障」が15%、「憲法改正」が11%、「原子力政策」が7%でした。

けれども、昨日のエントリーでも述べたように、今の若者は非常に現実的です。希望の党より自民党を支持する傾向にあります。各社の世論調査での30代以下の自民支持率は4割から5割と希望の党に20ポイント以上差をつけています。

若者の声を聞いても「自分と高校も大学も同じ2歳上の兄がいい会社に就職できているし、サークルの先輩も就活に成功している人が多い。アベノミクス以降、株高、企業の業績向上、ベースアップが実現している。このまま今の売り手市場が続いてほしい」と経済政策の評価が高いようです。

逆に民進党については「中学生という社会に関心を持ち始めた頃にちょうど民主党への政権交代がおき、何か変わると期待したけど、途中で人が抜けたりグダグダになったイメージが強い」とか「 同じく前出の男子学生も1996年生まれ。「民主党政権時代は他国に足元を見られて竹島や尖閣諸島に上陸されたり、対応が弱々しかった。安倍首相は周辺国からの挑発にも毅然と対応していて頼もしく感じる」と負のイメージがこびりついています。

畢竟、希望の党についても「確かに新党だけど、民進党の議員も多くて、あまり信用できない」とか「希望の党と日本維新の会が掲げている政策は似ているが、実行力が違う。小池都知事は築地問題や東京五輪でちゃぶ台返しを繰り返し、情報公開も甘い。都知事選で掲げた公約がほとんど実現できていないのに、希望の党の公約が実現できるとは思えない。都政で成果を出さないと信用できない」と実行力を問題にする声があります。

更に「民主党政権は『政権交代』というプロセスだけを掲げ、『どういった政治を行うのか』がないまま瓦解した。希望の党も『しがらみ政治の打破』を掲げるが、『どういった政治を行うのか』が見えず、手段が目的化してしまっている。これでは、民主党の二の舞になりかねず、政権選択の候補として希望の党を取り扱うことはできない」と、民主党の負のイメージを希望の党に感じている声もあります。

ここまでくると、民主党の呪いというかなんというか、民主党そのものが一種の"ケガレ"扱いになってしまっているという気さえしてきます。要するに、それ程酷かったという記憶が国民の心に刻印されているということですね。

他方、自民の安定度は若者に高く評価されています。

東京大学新聞社が毎年新入生を対象に行なっている調査によると、自民党の支持率は近年劇的に上昇。今年4月の調査では36%に達し、過去30年で最高を記録し、無党派層でも2013年以降は10ポイント以上減り、その分自民党支持が増えているという結果が出ています。

東大生への自民を支持する理由を訪ねても「野党に任せられない」、「政治は"結果"」、「理想論より政策の積み重ね」、「ベストではないが選ばざるを得ない」、「やるべきことはやっている」、「現実的に軌道修正している」と非常に現実をみた回答が並んでいます。

最早、若者は「お花畑」を相手にしていません。

野党が机上の理想論を振りかざしている間は、政権交代は益々遠くなるばかりだと思いますね。

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