結果責任と手の平返しのツケ
今日はこの話題です。
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民進党と希望の党に激震が走っています。
民進党の前原誠司代表は、10月27日に行われる両院議員総会で、希望の党へ合流するとの方針を撤回し、代表辞任を表明する意向を固めたと報じられています。
両院議員総会には、参院議員47人に加え、衆院選で無所属で立候補し当選した岡田克也元代表や野田佳彦前首相ら党籍の残る衆院議員も参加。前原氏は希望の党への合流を提案した経緯などを説明し、提案時とは状況が変わったとして民進の存続を提案。代表の辞任も表明するようです。
参院民進や地方組織も党として存続させるとのことで、民進党は来週にも新代表を選出し、来月1日に召集予定の特別国会までに、執行部を発足させる方向で調整するようです。
前原代表は25日、都内で開催された「篠原文也の突撃!ニッポン塾」で、政治解説者の篠原氏と討論し、希望の党との合流を決断した経緯について説明しています。
前原代表は、希望の党ができて、2,3日で20%近い支持率を得る状況を見て、都議選の再来になると予測。単なる野党共闘だけでは惨憺たる結果になると考えたようです。
前原代表は「民進党の公認候補が200人以上いて、向こうのリストも160くらいあった。選挙区は289だから、どうやって、できるだけ多くのわが党の公認候補の擁立を目指せるか、相当激しく何度もやった。向こうの言いなりになったこともないし、何度も交渉して、わが党の比率を増やしていった。交渉過程は言えない中で『排除リスト』がまことしやかに出たり、踏み絵だとか、政策協定書が出たり。われわれがまだ合意していない、小池さん側の言い値の政策協定書が報道され、『こんなものは飲めない』と大騒ぎになった。しかし、われわれが『本当のものではない』と言い続けても、疑心暗鬼になって、結果的に新たな政党をつくった。何とかとめたいと思ったが、結果的にそうなったことは極めて残念だった」と敗戦の弁を述べています。
希望の党への合流と小池百合子氏の「排除の論理」によって党内左翼をパージすることに成功したかと思えば、選挙が終わってみれば、自分がバージされる。前原代表は「すべては結果責任。結局、うまくいかなかった」と述べていますけれども、皮肉なものです。
状況は希望の党も変りません。希望の党は25日に両院議員懇談会を開いたのですけれども、参加者は、小池氏の「排除の論理」によって風が変ったことを指摘し、「仲間がこれだけ死んでいるのだから責任を取るべきだ」などと、代表辞任を求めるなど吊し上げたようです。
けれども、当初、民進党から希望の党に移るというのは党の決定に従うことを選んだ筈です。実際無所属で立候補した議員もいたわけですから、そうする選択も出来なくはなかった。つまりは自分の責任でもあるわけです。
それを差し置いて小池代表だけを責めるのは筋が違います。
今回の選挙では筋を通した候補者とそうでない候補者。自分の当選を優先する余り、政治信条を投げ捨てたかと思えば、都合が悪くなると手の平を返す候補者が目の当たりに晒されました。こうした態度に辟易した有権者もいると思いますね。
これは次の選挙で、大きなツケとなって返って来るでしょうね。小池代表も、都知事として余程の実績を残していかないと、国政復帰は難しくなるかもしれませんね。
この記事へのコメント
almanos
戦時は便依兵