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「絶対無敵の聖剣使いが三千世界を救います」連載中!
10月27日、自民党の石崎徹氏ら先の衆院選で当選した3回生3人が、国会での質問時間について「野党議員に過剰な配分がなされている」として、各会派の所属議員数に応じた配分に改めるよう同党の森山裕国対委員長に申し入れたことが明らかになりました。
国会での質問時間は議席の多い与党により多く時間が配分されると考えるのが普通だと思われますけれども、これについては、衆議院規則第125条とそれに付随する衆議院先例集第268号、第270号に記されています。
衆議院規則第125条:会議において発言しようとする者は、予め参事に通告することを要する。但し、やむを得ないときは、この限りでない。このように、各会派の議員数の比率又は大小で決めるとなっており、その具体的時間配分は申し合わせで決めているとしています。
衆議院先例集第268号:質疑又は討論の発言者数及びその順位は、議院運営委員会において各会派の所属議員数の比率及びその大小により定めている。
衆議院先例集第270号:また議院運営委員会において発言時間を申し合わせている。
では、国会の質問時間は議席数で按分されるかといえばそうとも限りません。実は野党の方が多く配分されています。
その比率「与党2、野党8」と圧倒的に多くの時間が野党に割り振られています。ただ最初からずっとこの割合かというとそうでもなく、過去を遡ると麻生政権までは「与党4、野党6」が慣例でした。これでもまだ野党が多い。
先例集では所属議員の比率で決めるとなっているのに、なぜ数の少ない野党により時間が配分されているのか。
通常、政府法案は事前に与党の了承を得てから提出されます。自民党の場合だと、党内の総務会で議論され、全会一致で了承されます。それが閣議決定を経て国会提出の流れとなります。
要するに国会に提出された段階で自民党内での議論は終わっているため、国会での質疑時間は実は余り必要ないということです。
ここで提出された法案が与野党で余り意見が違わない場合はそれ程問題にはならないでしょうけれども、逆に与野党対立の法案となると、野党は一杯質問したい筈ですね。それを考慮して、時間を沢山持っている与党が野党に自分の持ち時間を融通するがために、野党の質問時間が長くなっているのですね。
特に、昨今は与野党対立する法案が増えていますから、より野党に時間を融通することそのものは特段悪いことだとは思えません。
けれども、問題なのは、融通してもらった時間の使い方です。
この間の国会で民進党が見せたように口を開けばモリカケモリカケ、挙句はプラカードを掲げてのパフォーマンスです。本来議論しなければならない法案審議がそっちのけになっていた訳です。
これでは与党から融通した質疑時間を返せ、となるのも無理ありません。
羽生田幹事長代行は「野党に審議時間を譲っていることは国民の理解を得られない」と発言していますけれども、そういうことですね。
森山国体委員長は見直しに向けて野党側と交渉すると応じましたけれども、またぞろ野党や安倍叩きマスコミは、横暴だ、独裁だとか騒ぐのでしょうね。
けれども、世間は意味の無い、ただ批判するだけの野党には辟易しているのです。それを知らないといけない。
今回の総選挙で、立憲民主党から立候補して落選した元朝日新聞の山田厚史氏は自身の選挙戦を振り返って、「若者に『何党?』と聞かれ、『立憲民主党』と答えたら、『アンタらが一番ウザイ』、『アベノミクスを止めると困る』」と言われた事を紹介し、自分達の世界が世間と全く違っていることを始めて知ったかのように落胆していましたけれども、本気でそれを知らなかったとしたら、全くお話になりません。余りにも現実世界を知らなさすぎる。
それでも彼らを説得するだけの言葉なり、理論があればまだ救いがあるのですけれども、アベガー、モリカケガーで批判ばかりではどうにもなりません。
選挙で勝った、勝ったと浮かれている立憲民主党ですけれども、一皮剥くまでもなく、中身は民進党です。彼らが、これまでと変わらずお花畑の世界から現実を批判するだけであれば、また支持を失っていくでしょうね。
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えそろそ