シンゾーだから日米関係はいいんだ

 
今日はこの話題です。

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11月13日、アメリカのトランプ大統領はフィリピンで行われたASEAN首脳会議に出席しました。

トランプ大統領は会議冒頭で「ここに来たのは皆さんとともに平和と安定を促進し、真に自由で開かれたインド・太平洋地域を実現するためだ……各国は力強く、独立し、先行きを自分で決め、誰かに付き従うことがあってはならない。それがわれわれが目指すインド・太平洋地域の原則だ」と東南アジアを含む太平洋からインド洋にかけての安定の確保に主導的役割を果たす意欲を示しました。

この発言は勿論、南シナ海の軍事拠点化と「一帯一路」構想を進めている中国に対する牽制です。随分とはっきり発言したものですね。中国はさぞかしピリピリしているでしょうね。

前日ベトナムからフィリピンのマニラに到着したトランプ大統領は、各国首脳との夕食会に出席。ほかの首脳とともにフィリピンの正装「バロン・タガログ」を着て記念写真を撮影するなど、アジアの国々との友好を強調しています。

そして、翌13日には、トランプ大統領はフィリピンのドゥテルテ大統領と会談しています。

共に「暴言王」としても知られる両首脳ですけれども、互いに冗談を交わす場面もあり、トランプ大統領はドゥテルテ大統領と「素晴らしい関係」にあると述べ、ドゥテルテ大統領に向かって「われわれは素晴らしい関係を築いてきた。大変成功している」と語り掛け、ドゥテルテ大統領が今回の首脳会議を「見事に」取り仕切ったと持ち上げ「ここに来て本当に楽しんでいる」と話しました。

ドゥテルテ大統領の報道官によると、会談後、協議は40分以上に及んだそうですけれども、初の首脳会談としては上出来ではないかと思いますね。少なくとも、どこぞの半島国家よりも話す内容があった訳ですから。

トランプ大統領は、当初の予定を変更して14日の東アジアサミットにも出席することにしたところをみると、東アジアを重要視していることは勿論のことASEAN会合がそれだけ有意義なものだったのだと思われます。

当初、トランプ大統領はフィリピン訪問すべきか迷っていました。けれども、その背中を押したのが安倍総理でした。

トランプ大統領は9月の日米首脳会談で、ドゥテルテ大統領に会うべきかと安倍総理に相談したところ、安倍総理から「絶対行った方がよい。あなたとドゥテルテ氏はきっとウマが合う」との答えにシンゾーが言うなら間違いない、とフィリピン行きを即決したのはもう知られた話ですね。

一方、ドゥテルテ大統領もトランプ大統領と会うということで、急遽訪日し、安倍総理にアドバイスを貰っています。

まぁ、安倍総理の存在が両者を結び付けたといっていいですね。

それにしてもトランプ大統領の安倍総理への信頼は半端なものではありません。

トランプ大統領は先日の訪日の際、安倍総理とのゴルフ会談を振り返り「やっぱり、ゴルフをしたことがお互い大きかったなあ。私も何度か首脳会談をしてきたけれど、会談して食事して終わりだからな。その点、ゴルフをすれば相手の性格も分かるし、本音も話せるし、打ち解けることができた」と述べていますし、首脳会談では、「シンゾーだから日米関係はいいんだ。シンゾーだから、私は日本のためにやる。もしシンゾーじゃなければ、私はフリーエージェントになるんだ」とまで言っています。

トランプ大統領は初めて安倍総理とトランプタワーで会ってから一年足らず、大統領就任後ではわずか10ヶ月です。たったそれだけでここまでの信頼を得ることが出来ている。、長期安定政権の下、先進国首脳の中でも古株に属するといえど、安倍総理は大したものだと思いますね。国内マスコミもいい加減、安倍総理が世界のハブのポジションにいて、世界に影響を与えていることを認めて報じなければならないと思いますね。

でなければ、日本国民は世界における日本の位置とその重要性がいつまでも分からないままになってしまいます。

トランプ大統領は、離日前、安倍総理に「これから韓国、中国に行くから、いろんな話をするつもりだ。また連絡するが、どのみちアジア太平洋経済協力会議首脳会議でベトナムで会うから、その時に話そう。中韓との会談がどういう展開になったか伝えるよ」と語っています。

安倍・トランプの「自由で開かれたインド太平洋戦略(セキュリティ・ダイアモンド)」と習近平の「一帯一路」戦略が正にぶつかる大事な局面です。マスコミもいつまでもモリカケなど報じているのではなく、世界を俯瞰した上での報道をすべきだと思いますね。

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