慰安婦に毒されたサンフランシスコ

 
今日は感想エントリーです。

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11月21日、安倍総理は衆院代表質問で、アメリカのサンフランシスコ市議会が市内に設置されている慰安婦像と碑文の民間からの寄贈を受け入れる決議を可決した問題について、「慰安婦像の寄贈は、わが国政府の立場と相いれない極めて遺憾なことだ……政府としてはサンフランシスコ市長に対して24日までに拒否権を行使するよう申し入れを行った」と述べました。

これは、サンフランシスコ市で、中国系の民間団体が慰安婦の像を私有地に設置したのですけれども、その後、土地は市に譲渡され、像についてもそのまま寄贈するというものです。

最初はどこからも文句を言われない私有地に設置しておいて、そののち、市の土地として献上する。それによって、オマケでつけた"私的な像"を"公的な像"として認めさせるという作戦です。非常に計略的なものを感じますね。やり方としては、韓国が先のトランプ大統領を迎えた晩餐会で竹島海老を"独島海老"と称して出したり、元慰安婦をトランプ大統領とハグさせて、嘘を本物のように見せかけるものと同質だと思います。

実際その像とやらには「性的に奴隷化された数十万の女性と少女の苦しみを証言するもの」、「ほとんどが捕らわれの身のまま亡くなった」と"嘘"を刻んでいます。

にも関わらず、サンフランコ市議会は寄贈の受け入れを全会一致で決定しました。

市議会決議は10日以内であれば市長が拒否権を行使し、議会に差し戻すことができるのですけれども、サンフランシスコ市と姉妹都市提携を結ぶ大阪市の吉村洋文市長は「慰安婦像の受け入れ強行は、信頼関係を損ねる」と、懸念を表明。再三に渡って「碑文は、歴史の直視でなく、単なる日本批判につながる」、「現地コミュニティーに分断を持ち込み、姉妹都市交流にネガティブな影響を及ぼす」との書簡を送付して慎重な対応を求めてきました。

しかし、サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長は「批判にさらされても、地域に対して応えていく」と、大阪市の要請を無視する姿勢でした。

今回の安倍総理の申し入れは府県を飛び越えて、国レベルで反対の意向を示したことになり、申し入れとしては重いものとなります。

吉村洋文・大阪市長はサンフランシスコとの姉妹都市提携を解消する意向を示していますけれども、姉妹都市を結ぶメリットの一つに企業の海外進出を促すというものがあります。

姉妹都市関係を結ぶと、現地の役所に姉妹都市の窓口ができ、海外進出する際の書類申請などが容易になるといった利点があります。大阪市がサンフランシスコと姉妹都市提携を解消すると、それらのメリットが無くなる訳ですから、長い目でみれば、サンフランシスコは経済的打撃を受けることになりますね。

2014年にアメリカのトヨタ自動車が本社をカリフォルニアからテキサスに移転すると発表して少し話題になったことがありました。

トヨタは、誘致元の責任者に、反日活動しているところには工場は建てない、とはっきり断るという噂もある程です。

トランプ大統領はアメリカ国内の雇用を生もうと日本を始め世界中から企業誘致しようとしていますけれども、安倍総理から慰安婦像を受け入れないように申し入れたということは、その企業誘致も州によっては難しくなりますよと暗に告げるとも言えます。

中韓は、どんな手を使ってでも自分に有利になるよう工作を仕掛けてきます。黙っていたら、というか黙っていたから、慰安婦問題とてこんなことになってしまったのです。

サンフランシスコ市長がどういう判断を下すか分かりませんけれども、間違ったことについてはやはり徹底的に反論し、やるべきことはしないといけないと思いますね。

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