自分の非を認められる人 認められない人

 
昨日の続きです。

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画像「ロシアンルーレットで異世界へ行ったら頭脳派の魔法使いになっていた件」完結!

昨今、フェイクニュースの二つ名が板についてきた感のある朝日新聞ですけれども、森友学園が設立を予定していた「安倍晋三記念小学校」がデマで本当は「開成小学校」という名前だった件について、謝罪も訂正もなく言い訳に終始しています。

朝日新聞は25日付の朝刊3面で、森友学園が設立を目指した小学校の「設置趣意書」の表題に「開成小学校」と書かれていたと伝え、最後に「籠池氏への取材に基づいて、籠池氏が『安倍晋三記念小学校』の校名を記した趣意書を財務省近畿財務局に出したと明らかにした、と5月9日付朝刊で報じた」とだけ記しています。

悪いのは籠池氏であって、自分は悪くないと言わんばかりです。確かに籠池氏は嘘をついたかもしれませんけれども、それを受け取って記事にした段階で朝日にも責任が発生します。

籠池氏一人が嘘をついたとしても、その被害は彼の言葉を聞ける一部の人達だけです。けれどもマスメディアがそれを報じると、その被害は"マス"に拡がっていくからです。

はっきりいって、この問題について、朝日は報道責任を放擲している。彼らはネットを便所の落書きだなんだと批判していますけれども、何のことはない、自分達がそれをやっているということです。

しかも、それについて、なんら謝罪も訂正もしない。

修正力が働くという意味ではネットのほうがずっとましです。

ネットでは流れた情報は多くの人に検証され、間違った情報は時には叩かれ、修正されます。

ある情報が叩かれた時、その情報元が取る対応には二通りあります。一つは間違いを認め訂正・謝罪すること。もう一つは自分の耳を塞ぐ、あるいは相手の口を塞ぐという方法です。

前者は責任の所在は自分にあると認めているのに対し、後者は自らの非を認めないという大きな違いがあります。ベクトルが全く正反対なのですね。

報道において"正しさ"というものを求め、それを把持するためには、間違いに対して自ら責任を取るという姿勢が絶対に必要です。物事に対する見方は人によって千差万別であることは当然の事です。けれども、その物事自身を正しく映すことがなければ、それは只のフィクションです。フィクションしか流さないのであれば、報道機関を名乗ってはいけない。なぜなら多くの人を誤った方向に導いてしまうからです。

先に述べた、叩かれた時の二つの対処法の内の後者、「自分に都合の悪い事には耳を塞ぐ、或いは相手の口を塞ぐ」という方法を使うのはマスコミだけではありません。国会議員でも其の手を使うことがあります。

「朝日、死ね」とツイートし、モリカケ問題で民進、立民、希望の一部議員を鋭く追及している足立議員にしても、「犯罪者だ」と発言したことについては謝罪しています。自分の非を認めているわけです。

25日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に維新の足立議員と民進党の小西洋之参院委議員が出演していましたけれども、小西議員は足立議員の一連の発言について「政党の責任でもある。もう足立さんに国会質問をさせません、とやればいい。日本維新の会は"身を切る改革"と言っているのに、"足立切り"をしていない。まずはしっかりけじめをつけることを公党としてすべきだ。及び腰なのは、審議になると壇上で弁明ができるので、そこで国会の品位が汚されるのを心配しているからだ」と批判しました。

足立議員は「犯罪者だ」という表現については、非を認め謝罪しています。確かに「犯罪者だ」という表現を使わなくても、一部野党議員を追及することはいくらでも出来たであろうと思います。けれども、その一部の表現を取り上げて、質問全部をさせないというのは、一体どういうロジックなのか。

筆者には足立議員の鋭い追及を躱すために、口封じをしたいとしか思えませんね。

また、ツイッターでも一般庶民から都合の悪い質問をされると途端にブロックする議員もいますけれども、不思議と特定の政党所属する議員に多いように見受けられます。

小西議員に至っては、彼にブロックされた人数をカウントするための専用アカウントまで作られる始末です。

国民の意見は聞かない。自分の意見は押し付ける。こんな悪癖が直らない彼らを政権の座に着かせるとその行き先は独裁国家であることを知らなければならないと思いますね。

この記事へのコメント

  • 八目山人

    安倍晋三記念小学校(院)と書いてないことは 黒塗りにした文部省の担当者は知っていたわけです。
    それを民進党や朝日新聞の安倍非難が最高潮に達した時 大臣あるいは安倍さんに知らせれば、永田メールの再現ができたのにしなかったのは、文部省もグルになって安倍おろしをやっていたのではないか。
    2017年11月28日 17:13

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