今日はこの話題です。


半島情勢がキナ臭くなってきました。
11月27日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候を示す電波信号が観測されていたことが明らかになりました。
これは、ミサイルが位置情報などを地上に伝えるための電波信号で、発射に先立ち作動状態などを確認する際にも発信されるものだそうすけれども、政府関係者は「兆候はあるが、必ず発射につながるとはいえない。過去にも同様の動きはあった」と述べ、朝鮮人民軍による訓練や陽動作戦の可能性を含め慎重に分析を進めているようです。
翌、28日、菅義偉官房長官は記者会見で「常に重大な関心を持って平素から情報収集をしている。具体的な内容については事柄の性質上、コメントは控えたい……米国、韓国などと緊密に連携しながら、北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めて政策を変えさせていく。中国、ロシアとも協力しながら、わが国の平和と安全の確保に万全を期す」と述べています。
また、国内でも警戒を強める動きが活発になってきています。
27日、都道府県の警察のトップが集まる「全国警察本部長会議」が東京・千代田区で行われたのですけれども、その中で警察庁の坂口長官は、「緊急事態の発生時に迅速かつ的確に重要施設の安全確保と、国民の保護等の措置を講じることができるような十分な備えをされたいのであります」と述べ北朝鮮有事など緊急事態の発生時に備えるよう指示を出したことが明らかになりました。
更に、ここ数日、相次いで報道されている北朝鮮船の漂着です。
27日には石川県珠洲市の沖合で北朝鮮のものとみられる木造船1隻が漂流しているのが見つかり、その他地域でも次々と漂着が報告されています。
ただ、これら北朝鮮船の漂着は今月になっていきなり起こったというわけではなく、毎年それなりの数が漂着しています。
北朝鮮とみられる船の漂流・漂着は去年が66件、一昨年が45件、平成26年が65件、平成25年が80件と二桁後半で推移しています。
なぜこれ程多くの北朝鮮の船が漂着するのか。
コリア・レポート編集長の辺真一氏によると、北朝鮮は2013年12月に金正恩委員長が政権発足後初めて軍の水産部門会議を開き、食糧問題解決のため「年間の水産量を飛躍的に増やすよう大胆かつ大きな目標を掲げ、戦え!」と号令を出しているのだそうです。
これを受け、朝鮮中央テレビは「雨が降り、風速は18メートル、波高は3メートル、それでも『戦場を離れるわけにはいきません。操業させてください!』との連絡が後を絶たない。仮に殉職したとしても党への忠誠の一念から暴風雨をもろともせず、魚を取っている」と漁師らを扇動。戦闘には犠牲は付きものであるとして犠牲者(遭難者)を「殉職」扱いにしているそうです。
冬の日本海は荒れることで有名ですけれども、辺氏は、北朝鮮が漁獲高の年間目標を達成するため無理をする余り、日本への漂流、漂着が起こるのだと指摘しています。
今年になっていきなり起こっている訳でもない北朝鮮船の漂着の報道が、なぜこのタイミングで次々と報じられるのか。
これは、政府がわざとマスコミにリークして報じさせているのではないかと筆者は思いますね。
北朝鮮船の相次ぐ漂流で、ネット界隈では、工作員が上陸しているぞ、とか、いつでも上陸できる状態なのだ、などと警戒を促す書き込みが散見されます。また政府も工作員が紛れている可能性を問われても否定していません。
おそらく、北朝鮮有事が本当に近いのではないかと思うんですね。だから、殊更に北朝鮮からの漂着船を報じさせ、また警察庁が有事に備えていることも報じさせている。
朝鮮半島からの避難勧告などを出してしまうと、攻撃間近だと北朝鮮に知らせるようなものですからね。それとなく、国内外に匂わせているのではないかと思います。
国民としても、有事に備え警戒レベルを引き揚げて置かなくてはならないと思いますね。
この記事へのコメント
4月から
騒ぐが未だですか?
年末年始を櫻井は予言してますよ
アメリカメディアは否定。
続き
海保海自やファズも
見逃したのですね。