なんで我々がこんなに信頼されないのか
今日はこの話題です。
ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
「絶対無敵の聖剣使いが三千世界を救います」連載中!
12月2,3日にJNNが行った世論調査によると、各政党の政党支持率は、自民35.7%に対し、立憲民主11.0%、希望の党1.0%、その他政党が4%以下の一桁と自民の圧勝という結果となりました。
中でも、小池代表が辞任し、玉木氏が代表に就任した希望の党は退潮が激しく、前回11月11、12日の調査と比べて、マイナス2.4ポイントと三分の一以下に激減しています。
また、玉木氏率いる希望の党に期待しますかという問いに「期待する」が12%、「期待しない」が77%と全然期待されていません。
前回調査時、希望の党は小池代表でしたから、今回の支持率急落は小池氏辞任によるものと見るのが普通です。
当初は小池氏は理念が違う元民進党議員は受け入れないとしていました。ところが蓋を開けてみれば、何のことはない、公認候補は半分以上が元民進党議員、当選したのは元民進だらけと事実上の第2民進党という有様。そして、元民進党の玉木氏が代表となれば、名実共に元民進党による乗っ取りが完成したということです。
どんなに言い繕ったところで世間はそう見てしまいます。小池氏に期待して投票した保守層は完全に裏切られることになりました。
玉木代表は、低迷する希望の党の支持率に「なんでわれわれがこんなに信頼されないのか。代表として、この数字と真摯に向き合い、地道に実績を重ねていくしかない」とし、あろうことか「立憲民主党が共産党などと野党共闘をするのなら、支持を「左に左に」と広げる立場なのでしょうか。逆に私たちは、これまでなかなか支持を得られなかった「右へ右へ」広げるという立場を取りたい」とコメントしています。
玉木氏は、小池氏が代表を辞任し、新代表に就任した当初「私達の色にしっかりと染めていく」と発言していたのです。要するに小池氏ではない色にするということですから、保守から従来の民進党路線にすると宣言したのですね。
その結果がこの支持率です。
もっと平たくいえば、「元民進党」というだけで支持が逃げているということです。それだけ、あの民主党政権でやらかした記憶が残っているのでしょうね。
そこにきて今度は「右へ支持を広げていく」発言です。自分達が"右"ではないと自覚があるだけまだマシかもしれませんけれども、「私達の色に染める」発言は何処にいったのか。流石、当選するために、小池氏の"踏絵"を踏んで見せただけのことはありますね。
最早「民進党」という名前はそれだけでマイナスとなっています。
12月7日、民進党の小川参議院議員会長は「民進党が存続する場合に党名をどうするのか。変えるというのもひとつの選択でしょうけども……国民に何を訴えるのか本質的な議論を踏まえて支持を取り戻したい」と述べ党名変更を示唆しました。
また同じく7日、民進党の大塚耕平代表も「党名も含めて新しく生まれ変わらなければまずいという意見がある」と述べています。
これまでの言動や主張が根本から変らない限り、支持は戻らないと思います。実際、民主党から民進党に変えても支持は戻りませんでした。
民進党内では再来年の参議院選挙や統一地方選挙をにらんで「民進党の名前では戦えない」という意見が大勢を占めていて、一部には、「解党して新党を立ち上げるべきだ」との意見もあるそうですけれども、そんな理由で党名を変えるのであれば、先の衆院選と同じくただ当選するための党名変更だと受け取られてもおかしくありません。
元民進党の面々は今国会でも、相変わらずモリカケばかり。報道ステーションの調査によると、野党の質問時間中、森友・加計学園問題は合計で2時間13分で、経済財政はその半分の1時間3分。喫緊の課題である筈の北朝鮮問題に至っては僅か29分です。
一体これで支持が戻るとでも思っているのでしょうか。
先日、与野党の国会質問時間配分が話題になりましたけれども、まるで、野党に質問させても無駄だということを自ら証明しているようなものですね。
こんなことでは、何度、党名を弄ったとしても"元民進党"というラベルが剥がれることは決してないと思いますね。
この記事へのコメント
sdi