日韓関係を捨て北朝鮮を守る文在寅
今日はこの話題です。
ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
「絶対無敵の聖剣使いが三千世界を救います」連載中!
1月8日、韓国の聯合ニュースは韓国政府が9日に慰安婦問題に関する日韓政府合意をめぐる後続の措置を発表すると伝えました。
それによると、韓国政府は慰安婦合意の再交渉や破棄には踏み込まず、日本政府に「責任ある措置」を取るよう求めるとしています。
「責任ある措置」とはまたよくも抜け抜けと言えるものです。あたかも、日本が責任を取っていないかのような口振りです。
既に、慰安婦問題は国家間合意をして、それに従って日本は10億円を支払いました。日本は完璧に責任を果たしています。既に慰安婦合意は韓国の国内問題になっています。従って責任ある措置を行っていないのは韓国です。
ですから日本に向かって「責任ある措置」などというのは、暴力団か何かが「誠意を見せろ」と迫って恐喝するのと何ら変わりません。
JTBCテレビによると、韓国政府は、日本が韓国に支払った10億円について「返還する方針」と報じていますけれども、これは、合意の再交渉や破棄など一言も触れなくとも、慰安婦合意など白紙化して一からやり直しするという意味にしかなりません。
仮に返還するといっても断じて応じる必要はないですし、受け取ってはいけません。
韓国が明日の発表で日韓合意の「白紙化」の手順を踏むのだとするならば、再度の駐韓大使の召還も有り得ますね。
そして更に、日韓関係は「マネージ不能」状態に陥ることも視野に入ってきます。マネージ不能とは、要するに二国間関係を管理出来ないということですから、これはほぼほぼ断交状態に近いということです。少なくとも政治交渉はストップするでしょう。
ただ、気になるのは、韓国の文大統領は、そういう日本の反発は十二分に理解している筈なのにあえてそうする理由です。
勿論、文大統領が反日であり、慰安婦合意の破棄と再交渉を公約にしているから、という事情はあるでしょうけれども、それならば、むにゃむにゃとどっちつかずのコメントだけ述べてズルズルと引き延ばして、有耶無耶になるまで何年も放置すればいいだけのことです。
そうやって慰安婦合意だけ別枠で切り離してしまえばいい。事実、つい最近まで「ツートラック外交」だといって、その路線で日本にアプローチしていました。
もっとも、日本は其の手には乗らず「慰安婦合意を実施しろ」と言い続けているというのもありますけれども、特に日本からいついつまでに実施しなければ断行するという風に、特に期限を付けている訳ではありません。したがって引き伸ばしをしようと思えばいくらでも出来る筈です。
それをわざわざ、日韓合意の「白紙化」を宣言して火に油を注ぐ真似をする。まるで、自ら望んで日韓関係を疎遠にしたいかのようです。
なぜそうするのか。
1月5日、文大統領は大韓老人会の幹部と高齢者を招待した昼食会で、「南北問題と関連し、特にお願いしたいことがある。北朝鮮問題はもちろん簡単ではないが、さらに難しいのは内部の意見分裂だ……お年寄り方が新政府の対北朝鮮政策を信じて支持してくださり、国論をまとめてくだされば、うまくやっていけると自信をもって申し上げられる」と述べたそうです。
そして、「平昌冬季五輪の平和的開催」から「離散家族再会など南北の緊張緩和」、「米朝対話の誘導」を経て「北朝鮮の核問題の解決」というプランを提示したようです。
その先には、半島統一も視野にあるかもしれません。
けれども、内部分裂不安を抱えたまま、こうしたプランを推進するのは非常に重いのはいうまでもありません。それを打破できる可能性があるとすれば、高い支持率です。
つまり、文大統領は半島での戦火を避け、米朝対話を実現するために、慰安婦合意の優先度を下げたというか日韓関係悪化のリスクを被っても、韓国の国際的信用を落としたとしても、当面の国内支持を固めることを優先したのではないかとも考えられなくもありません。
けれども、これは言葉は悪いですけれども、韓国を売ってでも北朝鮮を守ろうとする行為であるともいえ、非常に危ういやり方なのではないかと思いますね。
本当に文大統領はそのように思っているかは分かりませんけれども、そんなに甘い話ではないと思いますね。
この記事へのコメント
金 国鎮
北と直接対話する限りその矛盾はなかなか見えてこない。
中でも政治のブログはその極みだね。
中国東北には朝鮮族自冶州ある、北の権力が発生した地域だ。
中国共産党が中国東北にまでその影響力を持っているかは疑問だね。
満州族、モンゴル族、朝鮮族とね。
韓国の左翼政権には彼らと対話する能力はない。
日本にもね。
在韓米軍もだ。
新しい政治勢力が登場してくるだろう。