侵略を止めない中国

 
今日はこの話題です。

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中国の侵略行為が続いています。

1月15日、中国海警局の船3隻が尖閣諸島の沖合の日本領海におよそ1時間半にわたって侵入しました。

3隻は、正午までに領海を出たのですけれども、その後、南小島の東南東およそ30キロの領海のすぐ外側にある接続水域を航行して挑発を続けています。

海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けていますけれども、尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは今月7日以来の2回目となります。

もっと問題なのは、その前の11日、中国の潜水艦が尖閣諸島の大正島北東の接続水域を航行、同時に大正島の北東の日本の接続水域に、中国海軍のフリゲート艦1隻が入っています。

中国のフリゲート艦が尖閣領海のすぐ外側にある接続水域を航行するのは2016年6月以来、2回目で、外国の潜水艦が同水域内を潜航するのを確認したのは初めてだそうです。但しフリゲート艦、潜水艦とも領海への侵入はなく、午後には接続水域から出ています。

自衛隊の河野克俊統合幕僚長は記者団に対し、「適切に対応する。領海に入れば取ることになるが、今回はそういうことではない」と述べていますけれども、軍属の船が領海に侵入したとなれば、海上警備行動を取ることになります。

流石に、中国も分かっているのでしょう。領海侵入まではしませんでしたけれども、軍事衝突寸前の事態だったことには間違いありません。

政府は官邸対策室を設置し、情報収集と分析に当ったのですけれども、官邸対策室は大規模災害・事故、テロ、感染症などの緊急事態が発生した際に、官邸危機管理センターに設置される組織で、直近では、昨年8月、北朝鮮のミサイルが北海道襟裳岬の東を掠め太平洋に落下した事件の際に設置されています。

河野幕僚長のコメントを見る限り、自衛隊は官邸対策室として海上警備行動を取る準備を整えていたものと思われます。

実際、自衛隊は12日の午後潜水艦が東シナ海の公海上に浮上するまで、追尾を続けていました。

あるいは、官邸と自衛隊が尖閣防衛の動きを見せなかったり、鈍かったりしたら、そのまま領海に侵入したかもしれません。

中国軍の最高指導機関、中央軍事委員会の拡大会議で、習主席が「わが軍は、東シナ海と釣魚島の権益を守る軍事行動を深く推進した」と述べていたことが、去年12月2日、中国軍の内部文献で明らかになっています。

また、昨年10月18日の中国共産党党大会開幕式で、習主席は演説の後半で、「2020年までに機械化、情報化を発展させて戦闘能力を高める。2035年までに国防と軍隊の現代化を完遂させ、今世紀中葉までに人民軍隊を世界一流の軍隊に持っていく……国家主権と領土の完全無欠を守らなければならない」と述べています。

はっきりと領土侵略の野心を剥き出しにしている中国ですけれども、領海には入らずに寸止めし、中国共産党系の環球時報は「実際のところ、釣魚島は日本が実効支配しているが、中国海警の船舶は周辺海域を定期的にパトロールしている。双方の軍艦は対決を避けるために互いに離れた場所に留まることが多く、釣魚島周辺海域を一時的に通過することもある」と、日本の実効支配を認める異例の社説を掲載しています。

このことから、まだ探り探りで日本の出方を見ている感も無きにしもあらずですけれども、一番まずいのは、そうした挑発に「慣れて」しまって抗議すらしなくなることです。

摩擦を起こして、挑発しているのは中国であることを忘れてはいけませんね。

この記事へのコメント

  • 心構える者

    弱ると虚勢を張る国ですが、ルールを叩き込むために躾が必要ですね。
    2018年01月16日 15:48

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