今日はこの話題です。
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「絶対無敵の聖剣使いが三千世界を救います」連載中！この程、日本政府は、朝鮮半島有事で韓国の空港が閉鎖された場合、在韓邦人・アメリカ人らを釜山港から海上自衛隊艦船とアメリカ軍艦が協力して対馬に輸送し、一時退避させた後、九州に順次ピストン輸送する方向で検討に入ったと伝えられています。
日本政府関係者によると、有事の際は、日本国内への脱出を最優先し、釜山から最短距離にある対馬で1～2泊ほど滞在させることを想定。釜山港からはアメリカ軍艦と海自艦で対馬に輸送し、順次、福岡県の門司港など、九州に船舶でピストン輸送する方針のようです。
けれども、問題なのは、韓国政府が自衛隊の艦船の入港を拒否していることです。
過去には2012年、アメリカ・日本・オーストラリア・韓国4ヶ国共同の大量破壊兵器拡散防止構想海上訓練で、自衛艦の釜山港入港を拒否。2016年には、海上自衛隊や米韓両海軍などが韓国海域で行った共同訓練で、済州島への各国艦船の入港が韓国側の判断で中止されています。いずれも反日感情を理由だそうなのですけれども、今の韓国の状況では、有事においても自衛艦の入港を拒否することは十分に考えられます。
そこで、日本政府はなんと、釜山港に入港したアメリカ軍の艦船の隣に海自艦を「横付け」し、邦人らを乗せる案が浮上しているそうです。
そこまでしないといけない邦人退避ができない事自体異常と言わざるを得ませんけれども、苦肉の策でも何でも、邦人の安全を確保するのは政府の責務ですからね。対応は当然のことです。
韓国には旅行者を含む約5万7千人の日本人が在留しており、アメリカの在韓民間人は約20万人に上ります。
これだけの人数を輸送するのはピストン輸送だとしても大変なことです。
日本政府が輸送にどの護衛艦を使うのか分かりませんけれども、輸送能力その他設備を考えると、「いずも」や「いせ」といったヘリ空母型護衛艦を使うのではないかと思います。
因みに護衛艦「いずも」の諸元は次の通りです。
排水量（満載） 27,000トン乗員約970名とありますが、格納庫、甲板等も使えばもっと乗せることは出来るでしょう。仮に倍の2000名を乗せるとすると、6万人を避難させるには30往復必要です。
全長 248.0m
全幅 38.0m
吃水 7.3m
速力 30ノット
乗員 約970名（便乗者等含む）
現在海自にはヘリ空母として、いずも型護衛艦二隻、ひゅうが型護衛艦二隻の計四隻保有しています。
仮に、いずも型護衛艦二隻を輸送に充てたとしても、一度に運べる人数は4000名程度です。
釜山から対馬まで直線距離で約50km。30ノットで約1時間です。往復で2時間程度かかります。流石に24時間フル稼働という訳にはいかないでしょうから、12時間行動したとしてピストン輸送で6往復。それが二隻ですから、一日でおよそ2万4000人程度が輸送可能人数となります。つまり、6万人を対馬に避難させるには都合足掛け三日程度は必要になる訳ですね。
すでに日本政府関係者が水面下で、対馬の現地視察を行い、ホテルなど宿泊施設の収容可能な人数や必要な水・食料の検討を始めていて、北朝鮮による攻撃が間近に迫れば、関係自治体との協議に乗り出す考えとしていますけれども、こんな報道がされる以上、有事まではまだ少し時間はあるのでしょうね。
ただ、有事にあたって避難に三日も掛ける猶予があるのかどうか。
勿論、もっと艦船を用意すれば、その分だけ、日数は短縮されますけれども、無限に投入する訳にはいかないでしょう。頭の痛い問題です。
更には、アメリカ軍と自衛隊が民間人の避難誘導を始めたら、それが軍事行動開始の兆候だと北朝鮮に捉えられる可能性もあります。
アメリカのヘリテージ財団の防衛専門家で元陸軍中将トーマス・スポイラー氏は 「北朝鮮は、米軍が軍事作戦の実質的な準備の兆候として、家族の退避が一つのサインと解釈するだろう」と述べています。
日本政府は艦船による民間人避難は有事の際、韓国の空港が閉鎖された場合としていますから、やはり有事が起こってからの対応になると見た方が良いように思われます。
一部には今年の春には米朝戦争になるかもしれないとの説もあるようですけれども、やはり、今年は半島には極力行くべきではないと思いますね。
この記事へのコメント
流離アスリート
こんな国とは未来志向の関係など作れるわけがありません。
こういう時こそ日韓議員連盟の連中がアクション起こすべき所なのに、
全く役立たずであることが露呈されることになるでしょう。
英
この案は、米国民や米艦船を最悪見殺しにしてもかまわんという意味になるでしょうね。