平昌五輪を政治利用しまくる文在寅
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1月17日、韓国と北朝鮮は板門店の韓国側施設「平和の家」で、北朝鮮の平昌冬季五輪参加に関する次官級の実務会談を行いました。
会談では、五輪開会式での南北合同入場やアイスホッケー女子の合同チーム結成、北朝鮮テコンドー演武団の韓国派遣などに合意したと伝えられています。
このアイスホッケー女子合同チーム案は9日の南北閣僚級会談で韓国側から北朝鮮に提案したもので、韓国代表23人に北朝鮮選手数人を合流させる構想で、韓国政府は「韓国選手に被害はない」と説明していました。
ところがこの案に韓国内で反対意見が噴出。16日にはアイスホッケー女子韓国代表のサラ・マレー監督が記者団に「オリンピックを目前にしてこうした話が出るのは衝撃的だ。新たな選手が入れば組織力にリスクとなりかねない。……選手らに間違いなく影響する」と懸念を示し、選手の一人も韓国メディアに「ひどく失望している」とコメントしました。
それはそうでしょう。現行の規定では1試合に出場できる選手は22人まで。北朝鮮の選手を加えれば、その分、韓国選手の出場機会が奪われかねないですからね。
韓国世論も反対意見が多く、特に文在寅大統領の支持層であるはずの若者らが強く反発。大統領府青瓦台のホームページには「韓国選手に犠牲を強いている」として、合同チーム結成への反対意見が多数寄せられているそうです。
にも関わらず、17日の南北実務会談で合同チーム結成を合意し、世論の声を無視して押し切る形となりました。
文在寅大統領は同じく17日、忠清北道鎮川のナショナルトレーニングセンターを訪れ、アイスホッケー女子を含む五輪代表選手らを激励する場で、南北合同チーム結成について「戦力が大きく向上するとは思わず、むしろ息を合わせる努力がさらに必要になるかもしれない……南北が一つのチームで臨めば歴史の名場面になる……アイスホッケーが国民の関心を集め、不人気種目としての悲哀をそそぐ良い機会になるのではないか」と理解を求めました。
選手を激励する場に招かれて、発した言葉が"失望を与える"南北合同チームとは流石です。開いた口が塞がりません。
発言内容をみても、思いっきり五輪の政治利用をしています。五輪の精神に背を向けています。
まぁ、五輪の政治利用は今に始まったことではありませんし、過去にもいくつかあったことも事実です。2012年のロンドン夏季五輪では男子サッカーで、韓国選手が3位決定戦で日本を下した後、竹島の領有を主張するメッセージを掲げ場内でデモンストレーションをしたことがありましたし、今回の平昌五輪でも五輪HPに、日本海を「East Sea(東海)」、竹島を「Dokdo(独島)」と表記して騒ぎになったことがありました。
ただ、不思議なことに、こちらの方は韓国国内から「政治利用だ」と批判する声は上がりませんでした。南北合同チーム結成を「政治利用だ」と批判する癖に、日本が相手だと批判しない。
どこまでいっても自分の都合です。彼らにとってスポーツ精神は二の次、三の次なのかもしれません。
そこへいくと、スイスは違います。
平昌冬季五輪アイスホッケー女子予選B組で、韓国の初戦の相手であるスイスは、南北合同チーム結成で、最終エントリーする人数を増やす事に反対しました。
スイス・アイスホッケー協会のヤノス・キク広報チーム長は「国際オリンピック委員会(IOC)と国際連盟から正式通知を受けたことはない。南北合同チームを通じて南北が互いに接近するのには肯定的だが、23人と決まっているエントリーを例外的に増やすのは、公正な競争というスポーツ精神に反する」ときっぱりと指摘しています。
その他、韓国と対戦するスウェーデンや日本は「まだ何も公式通知を受け取っていないため、公式見解を表明するのは難しい」と回答を避けていますけれども、国際オリンピック委員会はまだ公式見解は出していないようです。
けれども、国内世論の反対を押し切ってまで合同チーム結成を進める文政権です。国際オリンピック委員会に圧力を掛けてくるかもしれませんね。
国際オリンピック委員会はどういう判断を下すのでしょうか。
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