文在寅は悪循環のループを断ち切れない
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1月17日未明、韓国検察は李明博・元大統領の側近で当時、大統領府の総務企画官などを務めた金伯駿氏と、民情秘書官だった金鎮模氏を収賄などの容疑で逮捕しました。
これは、国家情報院が大統領府に不正資金を渡していた疑惑で、金伯駿容疑者は国情院から約4億ウォンを、金鎮模容疑者は約5千万ウォンをそれぞれ受け取った疑いでの逮捕です。
李明博氏側は「政治報復だ」と反発しているのですけれども、文在寅大統領の仲間であった盧武鉉元大統領は、李明博政権下で不正資金疑惑により検察の事情聴取を受け、その直後に自殺しています。
ですから、李明博氏側にしてみれば、確かに「政治報復だ」と言いたくなる気持ちは分かります。
18日、李明博・元大統領の側近を務めた李在五氏はcpbcラジオで「盧武鉉、金大中政府の時の未公開情報を公開するかしないかというのは別個の問題だが、しかし、多くのことを知っているということは明らかだ……あなた方が困らせれば我々が知っていることを話すしかないと言うことはできるが、政界が盧武鉉政権と李明博政権の戦いになれば文在寅大統領が秘書室長も首席も務めていたのだから、結局は文在寅大統領に飛ぶことになる」と牽制しています。
更に、李在五氏は、李元大統領側が盧武鉉政権と金大中政権当時の未公開情報を持っていると明らかにしたことに対しても「近所の子供のケンカではないのだから、実際に知っていることを話すことになれば政界がどうなるか……公開するかしないかというのは別個の問題で、李明博政府が以前の政権の多くのことを知っているということは明らかだ」とも話しています。
これが本当であれば、過去に相当どろどろした何かあったものと推測されます。それが何かは勿論今の段階では分からないですけれども、李在五氏の発言を聞く限り、相当な情報を持っているのでしょうね。
李在五氏は「悪循環のループを文在寅政権が断ち切ってこそ、それが平和主義者で、それが人中心の政治をすること……怨みを晴らすように『あなたの政権の時に私たちが仕えた大統領が死んだからあなたも酷い目に合ってみろ』というように引きずっていけばキリがない」とし、文大統領が政治報復のループをずっと抱えて行くならば5年後に次の政権が文在寅政権を審判台に立たせるだろうと予想したそうですけれども、その可能性は十分にあります。
文大統領の公約の多くは、延期や中止に追い込まれ、未だ、これといった実績は出していません。頼みの反日も国内的には効果を発揮したかもしれませんけれどもそれだけです。
今はまだ高支持率に支えられていますけれども、実績を出せぬまま、この高い支持が続けられるとは思えませんし、支持率が落ちてくるようになったら、その時こそ一気に崩れることだって考えられます。
ローソクデモで大統領の座を奪い取った文在寅大統領が、そのローソクデモによって逆に糾弾されるかもしれない。
文政権は、目前に北朝鮮問題を抱えたまま、早くも正念場を迎えつつあるのかもしれませんね。
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戦時は便衣兵