今日はこの話題です。


まず、その前に、昨日のエントリーの一部訂正です。
1月5日、アメリカのホワイトハウスは4日に行われたトランプ大統領と韓国の文大統領との電話会談を受けて書面会見を行い「北朝鮮に最大の圧力を加え続け、過去の過ちを繰り返さないことで合意した」と明らかにしました。
韓国大統領府は「トランプ大統領は『南北対話実現を評価し、良い結果が出ることを希望する……南北対話の過程で我々の助けが必要なら、いつでも言ってほしい。米国は100%、文大統領を支持する』とも述べた」と公表していたのですけれども、ホワイトハウスの発表ではそれに類する文言はなく、外交関係者の間からは「大統領府は都合のいい内容だけを選んで発表しているのではないか」という声が上がっています。
筆者も迂闊でした。あの国得意技の「そんな事言ってない」を咬まされました。お詫びして訂正します。
ホワイトハウスの発表からいくと、やはりアメリカは韓国の動きを遠巻きに見ている感じです。「圧力を加え続け、過去の過ちを繰り返さない」ですから、安易な融和は許さないということですね。
もっと肝心なことは、ホワイトハウスが発表した内容を韓国大統領府は発表しなかったという事です。合意した内容であっても、自分に都合が悪ければ公表しない。逆に慰安婦合意の様に、自分に都合のよいものであれば、非公表とされた内容であっても公開してしまう。
そこには、国際関係も外交も何もない。要するに、韓国の文政権は自分の政権を守ることさえできれば、それ以外のものはどうなってもよいということです。
こんなやり方は国の信用を落とすだけでなく、亡国へと続く危険な道なのですけれども、文政権はまるで意に介さないかのような振舞いを続けています。
1月5日、韓国の警察が朴槿恵前大統領の弾劾に反対する「太極旗デモ」に支援金を送った市民団体「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部」を捜査対象にしていたことが明らかになっています。この団体は「太極旗デモ」を開くと同時に、市民を対象に支援金を募っていたのですけれども、警察は、支援金を送った市民2万人の金融口座を照会していたようです。
少額寄付で自身の政治的意向を表明した一般市民までが捜査対象になっていることが不安視され、韓国国内でも問題になっているようですけれども、これが何度も繰り返されたら、一般市民は寄付はおろかデモに参加することも躊躇するようになります。
一部では、文政権による弾圧だという声も上がっているようですけれども、自身が「ろうそくデモ」で倒されない為に先手を取っているのかと穿ってみたくもなります。
他にも、2015年9月に「文在寅は共産主義者だ」と発言し、文大統領から告訴されていた放送文化振興会のコ・ヨンジュ理事長が昨年5月に突然捜査が行われています。
また、文政権の圧力が入ったのかどうかは分かりませんけれども、昨年11月には韓国のプロ野球チーム、ハンファ・イーグルスの外野手、金ウォンソク選手が女性ファンとのSNSのダイレクト・メッセージで、文大統領を「パルゲン(共産主義者の蔑称)ジェイン」述べたところ、突然球団を解雇されています。
昨年5月のエントリー「ファシズム統一国家・朝鮮」で、韓国は下からのファシズムだと述べましたけれども、文政権における「下からのファシズム」は、自分を支持する大衆を指しているといえそうです。
危険な兆候ですね。文大統領の目には自国、いや自分の立場を維持することしか頭にないようです。それが韓国を亡国に陥れるようなことになれば、その反動は相当大きなものになるかと思いますね。
この記事へのコメント
金 国鎮
アメリカのジミーカーターがインドを訪問した時にインドの大統領からインドの現実を知らずに
綺麗事をいうのでインドの大統領がインドの貧困層の生活を彼に見せたところ、録音の機械に気付かず
カーターはインドの大統領を罵倒したことがある。
ジミーカーターの正体が誰の目にもはっきりした瞬間だ。
この男が金日成に会ってどうするというのだ。
文という男は自分の話を理解しているかどうかわからない男だ。
カーターと同じく綺麗事を話す男だ。
いずれわかる時が来るだろう。
いずれにしても韓国を支えているのは左翼政権ではない。
韓国の企業の技術開発と韓国軍の近代化だよ。
ブログにその情報は出てこない。
戦時は便衣兵