日米連携の強さを見せつけた安倍総理

 
今日はこの話題ですね。

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2月9日、安倍総理は韓国の文在寅大統領と首脳会談を行いました。

安倍総理は慰安婦問題をめぐる日韓合意について「合意は最終的かつ不可逆的に解決したとの合意であり、国と国の約束は二国間関係の基盤である」と一方的に新たな措置を求める韓国の方針は受け入れられないことを明確に伝えた他、ソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦像の撤去を要請。徴用工の問題についても適切な対応を求めました。

これに対し文大統領は日韓合意について「被害者や国民が合意を受け入れられない」とし、「問題を解決できない」と従来の立場を繰り返すに止まりました。

一方、北朝鮮の核・ミサイル開発問題については、安倍総理が目を奪われてはならない。五輪後が正念場だ……対話のための対話は意味がない」と日米で確認した圧力を最大限まで高める方針を改めて確認。朝鮮半島有事に備え、韓国内の在留邦人の退避や安全確保に向けた連携でも一致したようです。

まぁ、慰安婦合意で平行線になるのは想定通りでしょうから特に驚きはありません。ただ。半島有事の際に、韓国内の在留邦人の退避や安全確保に向けた連携を行う確認が出来たことは成果といえば成果かもしれません。尤も、約束など役に立たない国が相手ですから、それに期待することはあってはいけないでしょうね。

筆者としては、慰安婦合意もさる事ながら、対北朝鮮問題でどのような通告を行ったのか気になります。

この会談の前日、アメリカのペンス副大統領は文大統領と会談していますけれども、ペンス副大統領は、北朝鮮に強い圧力をかけて、核・弾道ミサイル開発を断念させるという目標はアメリカと韓国と共有するものであり、アメリカの決意は揺らがないと述べ、北朝鮮に対する「最大かつ最も強力」な新たな独自制裁について伝えたものと見られています。

これに対し、文大統領は、平昌五輪を機に「北朝鮮を、非核化と朝鮮半島の平和定着に向けた対話の場に導くよう努める……多角的な対話努力が必要」と応じ、温度差を感じさせました。尤もこれも予想されたことですし、会談でどうこうというよりも、釘を刺したという事実がより重要ではないかと思いますね。

釘を刺したにも関わらず、北朝鮮に対する融和政策を取り、経済制裁に穴を開け続けるのであれば、北朝鮮について韓国の発言力は弱まるだけですからね。

日韓首脳会談での安倍総理の表情を見ても硬いままで、少しも友好ムードは感じられませんでした。

9日に行われた晩餐会では、安倍総理はペンス副大統領と一緒に遅刻。文大統領の祝辞が終わってから、揃って登場していますけれども、もう明らかに韓国に対する不快感を表わすと同時に、日米の連携の強さを見せつけた形です。当然、前もって打ち合わせていたと思われます。

しかも、ペンス副大統領は会場入りして五分後には会場を退出しました。これは、ペンス副大統領が事前に北朝鮮の代表団と会わないよう韓国に要請していたにも関わらず、会場に北朝鮮の金永南・常任委員長が出席していたからだと見られています。

まぁ、トランプ大統領が訪韓した際、晩餐会で元慰安婦と抜き打ちで会わせるくらいですから、こんなことは平気でやるでしょうけれども、ペンス副大統領の退出も当然です。あるいはこれらも安倍総理と事前に確認していたかもしれません。

その一方、安倍総理は、金永南氏と言葉を交わし、拉致問題と核・ミサイル問題について取り上げ、早期解決を求めるなど、こちらにも釘を指しています。そつがないですね。

全体としては、日米の連携の強さと、北朝鮮融和を崩さない韓国との差が浮き彫りになったと言えるかと思います。

会談の結果何某かの成果と言えるほどのものは無かったと思いますけれども、日米の意思を明確に韓国に伝えたこと自体が成果だったと見るべきではないかと思いますね。

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