日米に不敬を働いた韓国の行く末

 
昨日の続きです。

画像

 ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
画像「妖印刻みし勇者よ、滅びゆく多元宇宙を救え」連載中!

2月10日、ソウルの大統領府で南北首脳級会談が行われました。北朝鮮側からは金永南最高人民会議常任委員長や金正恩の妹、金与正党中央委員会第1副部長ら4人、韓国側からは文在寅大統領ら5人が参加しました。

金与正氏は金正恩の親書を文在寅大統領に手渡し、訪朝を要請したところ、文大統領は「今後、条件を整えて実現するようにしよう」と答え「南北関係の発展には米朝対話が必ず必要だ」と述べました。

韓国大統領府関係者によると、南北双方とも核問題に関する直接の言及はなかったようです。

注目された金与正氏ですけれども、文大統領との握手の瞬間こそは笑顔を見せたものの、直後には一転、相手を見下すかのような視線を投げかけました。筆者は一部始終の映像しかみていませんけれども、ちょっと芝居掛かっているというか、不自然に顎が上がり過ぎているというか、無理にそうしている。そんな印象を受けましたね。

こんな比較は無理があるとは思いますけれども、先月相撲の貴乃花親方が理事会で、八角理事長を睨んだ画像が出て、ちょっと話題になっていましたけれども、あれと比べると、どうしてもわざとらしく見えてしまいました。

核問題に言及せずに、訪朝だけ申し伝えられた会談。文大統領は、南北融和を米朝対話に発展させて米朝戦争を回避しようとする腹でしょうね。その先には半島統一を目論んでいると思われます。

朝鮮日報によると、2020年から中学・高校で使用される歴史教科書についての執筆基準試案では「北朝鮮による6.25(朝鮮戦争)南侵」や「北朝鮮の世襲体制」、「北朝鮮の人権」などの用語が全てなくなっているそうですからね。擦り寄るどころか、吸収されるのを望んでいるかのようです。

前日9日に行われた安倍総理との首脳会談で、安倍総理が米韓合同軍事演習について「延期する段階ではない……予定通り実施することが重要だ……五輪後が山場だ。非核化に対する北朝鮮の真摯な意思と具体的な行動が必要だ」と述べたのに対し、文大統領は「北の非核化が進展するまで軍事演習を延期しないよう求めるものと理解している。だが、この問題はわれわれの主権問題であり、内政の問題」と反発。「総理がこの問題を直接取り上げることは困る」と拒絶したことが明らかになりました。

文大統領のこの対応は決定的なミスだと思いますね。それも二つミスをしています。

米韓合同軍事演習はあくまで演習であって、軍事攻撃ではありません。圧力にはなりますけれども、外交の範疇です。いままで対話に次ぐ対話で、何一つ解決しなかったのです。それが故に今の経済制裁と軍事圧力を掛けているのですね。これらも外交努力であって、戦争を回避するための手段です。

文大統領は、それを理解していないどころか、日米連携での北朝鮮に対する外交努力を無にする発言をしています。これでは、日米、特にアメリカは北朝鮮の核開発を止めるためには軍事攻撃するしか選択肢がなくなります。

7日の安倍・ペンス会談で、ペンス副大統領は「北朝鮮の妥協は挑発を招くだけである。北朝鮮の挑発を可能にした過去の過ちを繰り返してはならない……韓半島の非核化を実現し、北朝鮮が挑発を終えるまで、日本と連帯する」と述べています。つまり、日米の外交姿勢は変らないと宣言しているのですね。

文大統領は、ペンス副大統領が北朝鮮代表とは会わないと前もって要請していたにも関わらず、卑劣にも平昌五輪前日の晩餐会で、卑劣にも北朝鮮代表とペンス副大統領を引き合わせようと画策して失敗。ペンス副大統領はテーブルにもつかず五分で退出しています。北朝鮮に妥協しないという意思表示ですね。

文大統領は日米が取れる外交努力の選択肢を狭めてしまった。これがミスの一つ。

もう一つのミスは、安倍総理から米韓軍事演習を延期するべきでないと言われたことを公表してしまったことです。

今のアメリカの方針からいけば、五輪後に米韓軍事演習を行わないという選択肢はありません。あるとすれば、北朝鮮が核放棄した時だけでしょう。となると、やはり予定通り米韓軍事演習は行われる。

予定通り行われるとなったら、安倍総理の要請の通りに応えたという形となります。韓国世論は安倍総理の言う事を聞いたのか、と沸騰するでしょう。これは文大統領の支持率を落とすでしょう。

或いは、文大統領はアメリカに軍事演習の開始を一日だけ遅らせてくれと土下座するか、それを拒否されたとしても、軍事演習開始日の一日前を元々の演習開始日だとして、そこから一日延期させたなどと国内の吹聴するのではないかと思いますね。どこまでもその場しのぎです。

けれども、北朝鮮擁護の立場は変わりません。

2010年から2年間、駐韓日本大使を務めた武藤正敏氏は、2012年の韓国大統領選挙当時、有力候補の一人だった文氏にインタビューを行った時のことについて次のように述べています。

「有力候補者の1人だった文氏との関係構築に向け、釜山の事務所を訪れた。日韓の民間レベルで行われている経済協力に触れ『両国政府でバックアップしていこう』と訴えたが、文氏は終始黙っていた。最後にようやく文氏から尋ねてきたのは、『日本は統一についてどう考えるか?』という質問だった。北朝鮮にしか関心を持っていないことが、はっきりと伝わってきた」

武藤氏は、文大統領は、当時、既に北朝鮮にしか関心を持っていなかった、と指摘していたのですけれども、平昌五輪前後の文大統領の態度を見る限り、それは今でも全く変わっていないと見ていいように思いますね。

やはり半島有事が近いように感じます。というか取り得る選択肢が無くなってきている。

平昌五輪の開会式で、面妖な人面鳥が登場し、あまりの気味悪さに「夢に出る」とか「子供が泣く」とか話題になりましたけれども、何でも、高句麗時代の壁画に描かれた、韓国の神話に出てくる不死鳥の元になった鳥なのだそうです。

その一方、あの人面鳥は中国神話に登場する怪鳥ではないか、とネットの一部で指摘されているようです。

こちらのサイトに中国神話に登場する怪鳥が紹介されています。
中国神話の奇妙な鳥を集めてみた。怪鳥特集1 
中国神話の奇妙な鳥を集めてみた。怪鳥特集2
中国神話の奇妙な鳥を集めてみた。怪鳥特集3
中国神話の奇妙な鳥を集めてみた。怪鳥特集4
中国神話の奇妙な鳥を集めてみた。怪鳥特集5
中国神話の奇妙な鳥を集めてみた。怪鳥特集6
中国神話の奇妙な鳥を集めてみた。怪鳥特集7
この中の特集1、2、3、4に人面鳥が登場します。件のサイトによると中国神話で人面鳥は珍しくないとのことですけれども結構な数です。人面鳥以外にも多頭鳥が登場するなど、やはり日本人の感覚では気味悪いのが多いですね。

数ある人面鳥の中でも、特にフケイ(特集2)は、古代中国の鹿台山に住む戦乱の兆しとされる怪鳥だそうです。

件の高句麗時代の壁画が、何をモチーフにしたのか知りませんけれども、万が一、中国の怪鳥をモチーフに描かれていたのだとしたら、やはりその元ネタが気になります。それが戦乱の怪鳥"フケイ"でないことを祈ります。

この記事へのコメント

  • ゚ ゚ ( Д  )

    ムンの最終目標は、日本を敵に仕立てた上での南北朝鮮統一。
    どこをどうしたら、そんなことを考えられるのか。頭おかしい。ムンによる韓国滅亡のカウントダウンが始まっている。
    今や日本は、韓国滅亡後の、中国共産党対策を打つべきステージに来ている。
    2018年02月11日 08:54
  • 傍観者

    普通の判断できる人なら,韓国の終末を思っただろう。
    韓国の与野党や国民は自由と民主主義が失われる恐怖を感じてないのかな。
    2018年02月11日 13:01

この記事へのトラックバック