先手を打たれて足下が揺れる文在寅

 
今日はこの話題です。

画像

 ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
画像「妖印刻みし勇者よ、滅びゆく多元宇宙を救え」連載中!

先日の日韓首脳会談の内容が少しずつリークされています。

2月16日、BSフジの番組で西村康稔官房副長官は9日に行われた日韓首脳会談で、韓国の文在寅大統領が慰安婦問題をめぐる日韓合意について「条件は付けない」、「再交渉しない」、「破棄しない」と述べ、慰安婦合意を破棄せず、追加措置も求めないと述べたことを明らかにしました。

もっとも、これらはマスコミで報道されていた内容でもあり、目新しいものではありませんけれども、会談に同席した西村副長官から語られたことにより、報道内容が裏打ちされた形です。

既にマスコミで報道されていた内容を改めてテレビで発言するということは、官邸がこの内容を広く知らせるべきだ、という判断をしているということです。もちろん韓国に対して慰安婦合意履行は勿論のこと、破棄などさせないという狙いがあるでしょうね。

これに慌てたのが韓国政府です。翌17日、「事実と合わなかったり、お互い立場が違ってニュアンスの差がある……我々は慰安婦合意でこの問題が解決されるのではないという政府の立場を説明したし、慰安婦被害者の名誉と尊厳、傷を癒やすために共に努力しなければいけないという点を明確にした」と釈明したのですけれども、「慰安婦合意では問題は解決されない」と「合意に条件もつけず再交渉も破棄もしない」とでは大きく隔たりがあり、とてもニュアンスの違いで済むレベルではありません。

韓国は会談や交渉の後で自分に都合のよい発表を行って、相手側から即座に「そんな事は言っていない」と否定されることがよくありますけれども、今回は日本に先手を打たれた形です。

まぁ、首脳会談の内容を安易に漏らしていいのかという話もあるでしょうけれども、全部が全部漏らしている訳ではないでしょうし、それをいうなら、韓国は慰安婦合意について非公開内容をわずか2年で公開しています。

それに、事実ではないというのなら、何処が事実でないのか指摘できる筈です。そもそもニュアンス
とは「言葉などの微妙な意味合いや雰囲気」を指す言葉です。事実と異なる場合にはニュアンスという表現は普通使いません。

従って、西村副長官が述べた通り、あるいはそれに類する発言が文大統領からあったと見るのが妥当でしょうね。

そして、この西村発言に喰いついたのが韓国の挺隊協です。

2月16日、韓国挺身隊問題対策協議会と「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団」は「外交論争により被害者と国民が政府に対して不信感を抱かないよう、韓国政府が明確な立場を表明して後続措置を取らなければいけない」と文在寅政権に対し、10億円の処理方向などに関する政府の明確な立場表明を要求。国民請願を始めるとしています。

まぁ、このネタで文政権に対するローソクデモが行われるかどうか分かりませんけれども、多少の牽制にはなるでしょう。

従北市民団体と見られる挺隊協としては、このネタで揺さぶって日韓離間、ひいては米韓離間にまで繋がれば願ったり叶ったりでしょうね。

ただ、この揺さぶりが過ぎて、文大統領の支持率が落ち、レイムダックに陥るようなことになれば、文大統領とてこれまでのような好き勝手は出来なくなります。それは同時に、北朝鮮寄りの政策もやりにくくなるということでもあります。

文大統領がこの事態をどう抑え込んでいくのか。今後の推移に注目ですね。

この記事へのコメント

  • opera

    戦時売春を扱うのになぜ「挺隊協」という名称なのか?この辺を巡る真相をそろそろ誰か(本来はジャーナリズムの仕事)がきちんと調べて公表する時期かもしれませんね。

     確かこの北朝鮮系の団体が表面化したのは盧泰愚の頃で、戦前に挺身隊と偽って慰安婦を募集していたという噂(都市伝説)が韓国で広まっているという話と一緒だったと思います。しかし、私も直接聞いたことがありますが、挺身隊と慰安婦を間違えることは有り得ないというのが、当時を知る韓国人の一般的認識でした。

     ところが、実際には挺身隊という名称で売春婦を募集した歴史的事実があります。それは朝鮮戦争当時の韓国軍で、「国軍挺身隊」という名称で売春婦を募集していた当時の韓国の新聞記事もあったはずです。また、渡邉哲也氏は、朝鮮戦争当時「第五種補給品」という形でドラム缶に女性を押し込めて運んだという軍関係の文書が残っていることを指摘しています(wikiになってますw).

     こう考えると、「挺隊協」とは、本来は朝鮮戦争当時の韓国軍の蛮行を糾弾するために北朝鮮が作った団体だったはずです。ところが、これを戦前の日本軍の問題にすり替えた勢力がいます。一説には、吉田清治や朝日新聞の背後にいたのは、北朝鮮などの左翼性力ではなく、KCIAの関与が指摘されています(私もこれを疑っています)。

     となると、これは韓国の明らかな裏切りであると同時にアメリカ軍を含む国連軍も関係するだけに、非常に厄介な問題に発展する可能性もあります。

     しかし、そろそろ明らかにすべき時期かもしれませんね。
    2018年02月21日 15:18
  • まよねーず

    文大統領はヘタレではありませんよ。
    アメリカへの経済制裁も口にするほどですから。
    いわんや日本など・・wktk
    2018年02月21日 22:40

この記事へのトラックバック