森友問題は忖度の奥に迫れるか
更に続きです。
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森友文書書き換えについて、やはり財務省が独断で行っていた事実が明らかになってきました。
3月22日、参院財政金融委員会で佐川氏の答弁書を書いた人物の関与を問われた太田理財局長は、「一言一句、答弁書の通りなんていう、そういうことでできるんであればこんなことにはなってないんで、最後に答弁するのは局長なんで、局長の責任だというふうに申し上げている」と佐川前理財局長の責任だと明言しました。
質問に立った民進党の礒崎哲史議員は「答弁書を書いた人こそが、書き換えに一番関与していたのだ」と佐川氏以外の人物、或いは安倍総理なり誰なりの圧力でそう書かせた人物がいるのではないかと誘導したかったのかもしれませんけれども、見事に返り討ちに遭った形です。
実際、検察の捜査によって、財務省が組織ぐるみで書き換えを行っていたことが分かってきています。
大阪地検特捜部は、財務省理財局の複数の職員を任意聴取しているのですけれども、職員らは文書の書き換えを認めた上で、「国会対策のためにやった」、「組織のために仕事としてやった」という趣旨の供述をしているようです。更に理財局の一部で組織的に書き換えを行ったことも認めていると伝えられています。
これが本当であれば、やはり財務省が組織ぐるみでの書き換えをやったことになります。
組織のために仕事としてやった、ということは、書き換え作業を"仕事"と認識し、そうせよと指示した上司が存在する筈ですから。
また、これらは財務省の内部調査でも裏付けられています。
現在、財務省は理財局や近畿財務局の職員に対して聞き取りなどの調査を進めているのですけれども、理財局の複数の職員が、書き換えは当時の佐川局長の指示で行われた、という趣旨の説明をしていることが分かりました。
その一方で、佐川氏は自分が指示したことを認めることに難色を示しているようです。
認めれば無茶苦茶叩かれる事は確実ですから、認めたくないという気持ちは分からいではありませんけれども、流石に証人喚問で虚偽答弁をしようものなら、それこそ偽証罪になります。
既に近畿財務局の職員が佐川氏の支持でやったといい、太田理財局長が先の佐川氏の答弁は佐川氏の責任だ、と突き放しています。もう大分外堀が埋まっている感じが拭えません。
佐川氏が証人喚問で何を発言するか分かりませんけれども、もしかしたら、安倍総理に忖度したと言わせたい野党の質問に乗っかって「忖度した」と答える可能性はゼロではありません。
けれども、万が一そう言ったとしても、既に太田理財局長が、マスコミに切り取り報道されるのを避けるために書き換えしたと発言していますから、これとの整合性の問題も出てくることになります。
色々考えていくと、太田理財局長の答弁は巧みに財務省を守りながら、佐川前局長に責任があるのだと突き放しつつ、その動機となったのはマスコミの切り取り報道である、という非常に隙のないもののように見えてきました。いわば被害を最小限にする答弁ですね。
元通産官僚で徳島文理大学教授の八幡和郎氏は、太田理財局長の答弁について、惚れ惚れする程上手い、と絶賛しています。その一方、佐川氏の答弁については、なにもいってないという印象を与え、愚かであると扱き下ろしています。
調査が進む度に安倍総理、昭恵夫人の関与はなく、財務省の独断であったことが明らかになる中、佐川氏の証人喚問が行われます。既に外堀が相当埋まっている状態では逃げの答弁も難しいでしょう。
一体、何に忖度して書き換えを行ったのか、その引き金となった「値引き」は何故行われたのか。問題の土地の"特殊性"と合わせて解明いただきたいと思いますね。
この記事へのコメント
ス内パー
今日も昭恵夫人が学校建設予定地であることすら知らなかったことを籠池が白状したのに
たんぼ発言削除して学校建設を推進する発言していたと捏造している始末ですし。
そろそろ警視庁とか直にYoutubeに会見upしたり解説動画upする時期に来ているのではないですかねぇ。