孤立する韓国と苛立つアメリカ

 
昨日の続きです。

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3月5日、韓国政府は、文在寅大統領の特使団を北朝鮮に派遣しました。

派遣されたのは、団長の鄭義溶・国家安保室長、統一省の千海成次官、国家情報院の金相均第2次長、大統領秘書室の尹建永国政状況室長ら政府高官の計10人です。

南北関係や非核化へ向けた米朝対話の可能性を協議し、帰国後はアメリカを訪れて訪朝の結果を説明する見通しです。

韓国は自分達を米朝対話の仲介役を自認しているかのようです。

けれども、アメリカはそんな韓国に当惑し、呆れています。

外交消息筋によると、アメリカ側の関係者からは「韓国政府が仲人をしたいと思っている理由がわからない」とか、「韓国も北朝鮮の核問題の直接の当事者なのに、米朝間の交渉の仲介をしたいと思っているだけで、非核化の達成には関心がないという意味なのか混乱する」という声も出ているようです。

これまでアメリカは、国務省のジョセフ・ユン元北朝鮮担当特別代表やジョージタウン大のビクター・チャ教授など、一部の韓国専門家が、韓国の考えをアメリカ人が理解できるように「翻訳」して伝えていたそうなのですね。

ところが、ジョセフ・ユン氏は3月2日付で北朝鮮担当特別代表退任。ビクター・チャ教授も駐韓大使内定が流れました。

ジョセフ・ユン氏はWHOの医師をしてた孫禹錫博士の子供として韓国・ソウルで生まれ、イギリスのカーディフ大学で学士号・理学修士号を収め、国務省の韓国デスク上級顧問、ソウル在住の米国大使館に駐在。東南アジア副大臣、東アジア太平洋問題局の副次官補、国務省東アジア太平洋問題担当副長官補佐官などを歴任するなど、ずっと外交畑を歩んできた人物です。

一方、ビクター・チャ教授はアメリカに留学しそのまま定着した家庭に生まれ、そのままアメリカで育ちました。それでも、ビクター・チャ教授は、家庭環境が韓国で、教育がアメリカと、いわば両方の考えが分かる環境に身を置いていた訳です。

ビクター・チャ教授は1994年にコロンビア大学で日米韓関係を扱った論文で博士号を取得。2004年にはブッシュ政権で2007年まで国家安全保障会議のアジア部長を務めました。彼は国家安全保障会議のアジア部長に任命されたとき「韓国で私に持つ期待を満足させることはできないだろう」と述べたそうですけれども、これは、アメリカの国益と韓国が望んでいることの両方が分かっていないと出てこない台詞といえます。

こうした韓国の考えを翻訳できる"貴重な"人材がトランプ政権を去ったことで、今、アメリカはクッション無しで"生の韓国"と対峙したことで「この人たちはいったい何なんだ」と当惑し、『韓国疲れ』が広がっているそうです。

先月、アメリカの上下院軍事委員会代表団を率いたジェームズ・インフォープ共和党上院議員は、インタビューで、訪韓の目的は「北朝鮮の実際の脅威を明確に見るように韓国に促す機会だった」と明言しています。

インフォープ議員は、アメリカ議会で「韓国が北朝鮮問題に融和的になったし、北朝鮮の脅威をあまり大変だと感じていないようだ」と発言したそうですから、その結果は推して知るべし。

今のアメリカは韓国が「対話のハードルを下げるように」とアメリカに要請していることに苛立ちを覚えているそうです。

まぁ、今の文政権の対応をみればそうでしょうね。

トランプ大統領も文大統領に対し不信感を持っていると言われていますし、最近、アメリカでは、韓国は本当にアメリカにとって重要なのかも議論され始めたとも伝えられています。

このままでは、韓国はアメリカに切り捨てられる日が来ないとは言いきれません。

既に、北朝鮮に筒抜けになるからと、軍事機密情報など、大事なことは韓国には知らされないとも言われる程ですからね。

孤立する韓国と苛立つアメリカ。ある日突然のまさかが起こらないとも限らないと頭の片隅に置いておいてもいいかもしれませんね。

この記事へのコメント

  • ゚ ゚ ( Д  )

    おお。東北アジアで、日本がどんどん孤立してゆきます!
    某氏の言う通りですね。
    2018年03月06日 11:59
  • mony

    ゚ ゚ ( Д  )
    ブログ主の文面からどうしてその結論が???某氏??誰??
    2018年03月06日 19:07

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