朝日が火をつけた森友新疑惑は信憑性に欠ける

  
今日はこの話題です。

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未だに森友疑惑が終わりません。

朝日新聞が 森友学園との国有地取引をめぐり、財務省の決裁文書決裁文書を書き換えたのではないかと疑惑を報じて以来、国会が無為に費やされています。

朝日は、2016年6月14日付けの決裁文書について、朝日新聞が「確認」したものと国会議員に開示されたものとが違っていたと主張してます。

なんでも、朝日新聞が「確認」した文書では「特例的な内容となる」などの文言があったが、国会議員に開示された文書では、その文言がなくなっていた、というのですね。

そこで、野党は、疑惑の決裁文書を求めて、3月5日、近畿財務局を視察。その際、自由党の森裕子参院議員が、財務局内のファイルにあった決裁文書の「原本」という文書を、コピーして持ち帰りました。

というのも、資料冒頭の「調書」の中に、国会議員に開示された資料とは異なる体裁が見つかったからだそうです。

その主張に、すわ書き換えかと思いきや、何の事はない、チェックした印が付いていたということのようです。文書そのものの文言は開示資料と変わっていません。

野党からは「書き換えた際、新たにチェック印を入れたのではないか」などと因縁を吹っかけているとしか思えない声が上がっていますけれども、報じられた文書の画像を見ても、単に値段部分に「・」とか「/」が入っているだけで、なぜこれが書き換えに当たるのかサッパリ分かりません。

7日、財務省は野党が近畿財務局から入手した「原本」の写しは、これまでに国会議員に開示した文書と同じものだと説明しました。まぁ、チェックがあるかないかだけで、文面が同じなのですから、同じものだと回答するのは当然のことでしょうね。

朝日新聞は、財務省近畿財務局が作成した決裁文書で、契約当時の文書と国会議員に開示された文書との間に違いがあり、学園側に事前に価格を提示していた箇所や、契約の経緯の中で「特例的」などとした文言について書き換えられた疑惑があると報じていました。

その近畿財務局の「原本」と財務省が国会議員に開示した文書がチェック印があるなしだけが違ってあとは同じなのですから、じゃあ、その書き換えた文書は何だということになります。

けれども、朝日は自分が「確認した」とする文書の素性を報じていません。それが決裁文書を書き換えられる前の決裁文書だったら、流石に問題でしょうけれども、朝日は、それが決裁文書である証拠を一切提示していないのですね。朝日が「確認した」と称する文書は、或は単なる要約文書かもしれないし、ただのメモ書きかもしれない。

確かに、財務省の担当者は「開示請求の過程で、いろいろなバージョンが存在したかもしれない。我々の手元にあるのは、開示資料と同じ」とコメントしていますから、決裁文書以外に、それに類する「非決裁」のメモ的な文書はあった可能性はあります。けれども、それはあくまで、非公式文書です。

政府関係者も「報道された文書が何か分からないうちにこちらから動いたら、余計な火種を作ってしまう可能性がある」と慎重な姿勢を崩していません。

朝日は自分達の報道が間違っていないと主張するのであれば、朝日自身がその文書を公開すればいいだけのことです。

元財務官僚で、嘉悦大学教授の髙橋洋一氏は、決裁文書といった公文書を改竄することは虚偽公文書作成等の罪にも問われることであり、普通の役人はそんなことは考えないのに加え、今回の決裁文書には決裁者が8人もいて、これを改竄するには、組織的な関与が必要になるからかなり難しいだろう、と指摘しています。まぁ、そうでしょうね。

髙橋洋一氏は、決裁文書の実質的な起案者は、添付資料を複数のバージョンで作成していることがしばしばであり、当該記事を執筆した朝日新聞の記者は、決裁文書でないバージョンを見せられた可能性もあると指摘していますけれども、筆者もその線が濃いのではないかと思いますね。

いずれにせよ、朝日はその疑惑の文書を公開すればよいだけの話であり、単に「疑惑」というだけで此処まで騒がせたことについての責任を取るべきだと思いますね。

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