昨日の続きです。
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「妖印刻みし勇者よ、滅びゆく多元宇宙を救え」連載中！12月6日午後午後1時39分から午後6時4分にかけて、日本全国でソフトバンクおよびワイモバイルの4G携帯電話サービス、固定電話サービスである「おうちのでんわ」、そして一部地域において家庭用Wi-Fiの「SoftBank Air」が利用できなくなるという大規模な通信障害が発生しました。
ソフトバンクによると、問題が発生したのは全国の顧客のパケットをカバーする東京センターおよび大阪センターに配置してある、スウェーデンの通信機器メーカー・エリクソン製パケット交換機全台数で、同時多発的なソフトウェア障害が発生し、全国のソフトバンク機器に影響が出たとのことです。
エリクソンは障害発生後、問題の原因について特定作業を行い、コアネットワーク内のノードで問題を発見。問題を分析したところ、通信障害が発生した顧客がインストールしていたソフトウェアにおいて、証明書の期限切れを確認したとのことです。
エリクソンは問題のソフトウェアは9カ月前から運用していたそうなのですけれども、特に異常はなかったそうです。問題のソフトウェアによる障害は日本のみで発生したわけではなく、イギリスの大手携帯電話会社O2をはじめ、エリクソン製の通信設備を使用する日本以外の全11ヶ国でも同様の障害が発生していると報告しています。
ソフトバンクは、ソフトウェアを旧バージョンに戻すことで通信障害を復旧。今後はエリクソンと共同し、徹底した再発防止に取り組んでいくと表明しています。
ソフトバンクはファーウェイとZTEと関係が深いことから、ネットの一部では陰謀論さえ囁かれる程です。
次の図は、3Gから4G、更に5Gへと通信技術の世代交代が進むにつれ、各モバイルキャリアが、どのインフラベンダーと手を組んでいくかを示したものです。
これをみて分かるとおり、ソフトバンクは4GからファーウェイとZTEの通信機器を使っています。アメリカがファーウェイ機器を使わないよう同盟国に要請し、カナダでファーウェイ幹部が拘束されたタイミングでのこれでは、確かに陰謀論が出るのも無理ありませんね。
ただ、日本政府はファーウェイおよびZTEを本格的に締め出す方向に舵を切りました。
10日には各府省が申し合わせ、政府機関の調達の内規を改めるとしています。それに沿って、政府は国の安全保障の脅威になると判断した企業の製品やサービスは、購入しない仕組みとするとしています。今のところ、ファーウェイとZTEの2社は排除対象となり、国内企業の製品でも、これら2社の部品を使っていれば排除対象とするようです。
菅官房長官は、「現段階で、具体的な取り組み状況については、コメントすることは控えたい。いずれにしろ、わが国全体のサイバーセキュリティーの向上に向けて、引き続き、さまざまな観点から取り組みたい」と述べていますけれども、与党関係者は、「政府がファーウェイの製品を分解したところ、ハードウエアに『余計なもの』が見つかった」と話しています。
「余計なもの」とは何なのか明らかにされていないので、何かは分かりませんけれども、ハードウエアに見つかるものということは、おそらく「ハード的に余計なもの」ではないかと思われます。
以前、「中国のサイバー攻撃とUSMCAの毒薬条項」のエントリーで取り上げたことがありますけれども、今年8月に、アメリカの大手通信企業がスーパーマイクロ社製サーバのイーサネットコネクタ部分に、本来の設計にないチップが埋め込まれていることを発見し、除去しています。
筆者としては、同じようなものが見つかったのではないかと思いますね。
日本政府がファーウェイなどの製品を政府調達から排除する方針を固めたことについて、中国は「重大な懸念を表明する」と述べたようですけれども、いつもの中国なら、「中国を世界から切り離す如何なる試みも成功しない」とか何とか言いそうなところが、"重大な懸念"としかいえない辺り、何か思い当たる節があるか、或いは、米中冷戦でアメリカの圧力を受けている中、日本も敵に回せない弱みがあるか。
いずれにせよ、中国からの邪魔が入りにくい今の内に、バックドアが埋め込まれたファーウェイなどの怪しい製品を速やかに排除するのがよいのはいうまでもありません。
まぁ、大規模通信障害に、ファーウェイとの関係が広く認知されてしまったソフトバンクには災難かもしれませんけれども、世間がそれをどう評価するかについては、来週以降の市場の動きが示唆するのかもしれませんね。
この記事へのコメント
巳蛙
ＴＵーＫＡ不思議メールは、男女間違いました‥
携帯サイズ方位分割数１チップ因縁？
６並列演算
ＮＨＫは５Ｇ機器密売容疑の逮捕
年代は5Ｇ以前
３Ｇ移行の共用ハードは、アメリカ以外2Ｇ時代の技術、
報復ハック？
涙雨の日