瀬取りに目を向ける日本

 
今日はこの話題です。

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画像「妖印刻みし勇者よ、滅びゆく多元宇宙を救え」連載中!

1月11日、韓国海軍の駆逐艦による、海自P1哨戒機への火器管制用レーダーの照射問題について、元海上保安官の一色正春氏が韓国側の主張を分析し、嘘だと発言しました。

一色正春氏は、2010年尖閣沖漁船衝突事件で、当時の民主党政権が隠蔽した衝突映像を「sengoku38」のハンドルネームで公開した方です。

一色氏は韓国が反論動画での「海自哨戒機が、威嚇的な低空飛行をした」、「韓国駆逐艦の150メートル上まで接近した」といった主張について「ムチャクチャな理屈で、よく言えるなと思う」と批判しました。

一色氏は韓国側の画像を解析し、P-1哨戒機は駆逐艦の少なくとも180メートル上にあったと推定しました。

以前、ネットで、韓国反論動画で小さく映ったP-1のPIXEL数から比率計算して、200メートル以上だと分析した説が流れていましたけれども、大体同じ程度ですね。

また、それ以外にも、こちらのブログでは、P-1哨戒機からみた画像から、韓国駆逐艦を見た視覚角度を目測し、それらから互いの距離を検証しています。

それによると、P-1が駆逐艦の右舷側を確認のために最接近した時が距離500mで、高度は150m程度、それから高度を上げながら、火器管制レーダー波を避けて離隔していったと結論づけています。

この値は、一色氏の分析した値に近く、やはり、韓国のいう駆逐艦の150メートル上にあったというのは、事実ではない可能性が高いと思われます。

また、一色氏は海上保安官時代の経験から、韓国海洋警察の警備艦の搭載艇とみられる2隻のボートと、遭難したという北朝鮮漁船の位置関係が不自然として、「本当に救助だったのか」と疑問の目を向けています。

一部マスコミからも北朝鮮の船はあの海域で何をやっていたのかとか、瀬取りではないのか、という声がポツポツ出てきているところを見ると、ようやく国内世論もそちらに関心が移り始めたと思われます。

勿論、政府も防衛省も、瀬取りだったのかどうかを含めもっと情報を持っている筈です。

11日、テレビ番組に出演した小野寺五典前防衛相は、「日本のEEZで日本の哨戒機が普通に飛んでいた。本来そこで操業してはいけない北朝鮮の漁船がいて、そばに韓国の軍艦と海上警察の船がいた。おかしいじゃないですか。それを何だろうと見ている日本の哨戒機になぜこんなに敏感に反応するのか。動機について不信感を持っている」と発言しています。

また、イギリスを訪問している安倍総理は10日、メイ首相と会談。北朝鮮のいわゆる「瀬取り」対策として、イギリス海軍が艦艇を派遣して、警戒監視活動にあたることが決まっています。

このタイミングで「瀬取り」対策を発表。しかもイギリス海軍が艦艇を派遣する。

まぁ、実際に警備活動の手が回らないという事情があるのでしょうけれども、日本のように甘い対応はしないという警告的意味合いもあると思いますね。

政府が変な手打ちをしない限り、この問題が膠着すればするほど、あの海域で何が行われていたのかという核心に触れていくようになるような気がしますね。

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