韓国のふざけた提案と非韓三原則の有効性
今日はこの話題です。
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「妖印刻みし勇者よ、滅びゆく多元宇宙を救え」連載中!
昨日のエントリーでも少し触れましたけれども、韓国政府が韓国と日本の企業による自発的な拠出金で財源を確保し、強制徴用被害者に慰謝料を支払う案を日本側に提案したことが話題になっています。
これは慰安婦財団と同じ基金でどうこうするという方法です。けれども、問題はそこではありません。
河野外相はすかざす「韓国から、韓国企業と日本企業が拠出した財源から確定済みの大法院判決の原告への慰謝料の支払いに充てることに日本政府が同意するならば請求権協定に基づく協議を受け入れる旨発表がありましたが、これは韓国の国際法違反の状態を是正することにはならず、この提案は受け入れられません」とツイートしていますけれども、国際法違反を放置していることが問題であることに気づいているのかいないのか。
外務省関係者は「企業がお金を出しても、国際法違反の判決がどうなるのかが示されていない」、「韓国の国内向けの案だろうが、日本が既にダメと言った案をどうするのか」、「日本が何を問題視しているか、理解できていないのではないか」といった指摘や疑問を投げかけています。
日韓関係筋によると、この提案は、今月16,17日に訪日した趙世暎外務第1次官が日本側に伝えたそうですけれども、日本は当然拒否しました。河野外相が指摘するように国際法違反の状態を是正することにはならないからです。
日韓企業による基金設置構想は民間専門家らが提案していたのですけれども、今年1月の段階では、韓国大統領府は「非常識だ」と却下していました。
また、文在寅大統領も、「政治争点化し、拡散させていることは賢明な態度ではない」と、我関せず、日本が悪いとしてきました。それがここにきて何故急に供出金云々を提案してきたのか。
先に述べた外務省関係者は「韓国の国内向けの案だろう」と述べていますけれども、韓国メディアは「賠償問題の出口となり得る方策を封鎖した」と文政権の対応に疑問を呈するなど、「文在寅政権が対応を先送りし、対日関係悪化を放置している」という批判の声が上がっていました。それを躱すための今回の提案だという指摘もあります。
つまり、韓国政府は「賠償問題は請求権協定で解決済み」という日本政府の立場を十分知っており、こんな提案は日本は受け入れないだろうと読んだ上で、あえてそうしたというのですね。
その狙いは、日本側が韓国案を拒否したという事実を作ることで、G20での日韓首脳会談が見送られても、韓国政府に全面的に責任が降りかかることがなくなる、ということです。
昨日のエントリーで、文喜相議長が対日関係を悪化させた張本人だという批判を躱すために、形だけの謝罪めいた発言を、日本にとって意味のない相手である鳩山由紀夫氏にやってみせたのと同じです。
要するに、まぁ、体のいい責任のなすりつけですね。自分自身の身が危うくなると慌てて弥縫策に走って、物事の本質から逃げ出す。責任を取りたくないという本能なのか気質なのかは分かりませんけれども、それでは他国からの信頼は得られませんし、ましてや国政を担う資格をも疑問視されても仕方ありません。
今回の韓国側のふざけた提案を日本が拒否したことについて、韓国ハンギョレ新聞は「盗人猛々しい」と日本に批判の矛先を向けています。まんまと韓国政府の罠に嵌っています。
ただ、今回の提案について、韓国外務省当局者は「韓国政府が民事訴訟に直接関与するのが難しい中、強制執行より望ましい」と説明しています。これは逆に強制執行して日本企業の差し押さえ資産を現金化されると困ると自ら白状しているということです。
もちろん、それは、強制執行すれば、日本から報復されるから、それを嫌がっているのでしょう。
日本政府が、こうすれば報復する、と予め宣言することで、韓国政府の逃げ道を塞いでおく。これは、「 助けない、教えない、関わらない」の非韓三原則に沿ったやり方だと思いますし、それがこれだけの効果を上げているということは、非韓三原則は、韓国相手には実に有効かつ正しい対応であることを示しているのだと思いますね。
韓国という責任を他人になすりつける相手には、他国を含めて徹底して自陣営の守りを固めてから、逃げ道を塞いで自滅を待つ。日本政府には、決して甘い顔を見せることなく非韓三原則を貫いていただきたいですね。
この記事へのコメント
心配性のおばさん
おや、韓国民が満足しているのですから、宜しいんじゃありません?
知ったことではありませんわよ。日本は降り掛かる火の粉を払い続けるだけ。
間違っても、関係改善などの後戻りをしてはいけません。
そんな世迷言を言い出す個人やメディアは粉になるまで擂り潰して水で流しておしまいなさい。これは戦争なのですよ!